初場所の中日に天皇皇后、愛子さまが観戦に訪れた
コロナ禍の影響などで見送られてきた天覧相撲が、6年ぶりに初場所の中日に行なわれた。天皇皇后と愛子さまが国技館に足を運び、2階の貴賓席から幕内後半戦を観戦した。皇后の雅子さまは薄紫色、愛子さまはピンク色の着物姿で、貴賓席に姿が見えると総立ちの客席から大きな拍手が沸き起こった。その様子は毎場所、溜席で大相撲を観戦する常連の観客にとっても印象深いものだったようだ。協会関係者が言う。
「館内の空気がピーンと張り詰めるというか、両陛下や説明役の理事長の目線が意識され、呼出しや行司は土俵上での所作を間違えないようにと緊張する。力士は普段の着物姿ではなく袴姿で国技館入りした時点で普段通りの落ち着きがなくなる。しかも立ち合いで呼吸を合わせようとするため、いつものペースで相撲が取れない。天覧相撲は独特の雰囲気があるんです」
6年前の天覧相撲を経験していない力士が大半ということもあって、2横綱2大関がすべて敗れる大波乱が起きたのかもしれない。
天覧相撲では「観客もいつもと様子が違う」と言うのは、毎年11月の九州場所で控え行司のすぐ隣の溜席に15日間通い続け、ネットニュースで「溜席の着物美人」として取り上げられたこともある女性だ。国技館では向正面や西花道横の溜席に座っている。
今場所も6日目に西花道に面した溜席に登場。白地にブルーと紫の総絞りの着物姿だった。翌7日目は向正面の東花道に近い溜席でグリーンの無地の着物での観戦だった。この女性は毎回違う着物で観戦することで知られるが、1月に開催される初場所は着物姿で観戦する女性の姿が目立つ。雅子さまと愛子さまも着物で観戦した。「溜席の着物美人」もこう話した。
「女性が多くなると華やかでいいですよ。慣れないと大変ですが、着物で観戦するとまた違った雰囲気を味わうことができると思います」
