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五月病の解消法 「たんぱく質中心の食事で疲労改善」と精神科医

 ゴールデンウイークが明けたこの時期、「なんとなくだるい」、「会社や学校に行きたくない」といった五月病の症状に悩まされる人も多い。そもそもなぜ五月病になるのか。その原因や解消法などについて精神科医の奥田弘美さんに解説してもらった。

 * * *
●主な症状
 五月病というのは軽いうつ症状で、何に対してもやる気がおきず、集中力や決断力、頭の回転も鈍ってしまっている状態です。そのため、普段はしないようなミスをしてしまうとか、よく忘れ物をするなど、日常生活や仕事に支障が出るケースもありますし、趣味や友達との電話やメールなど、普段楽しいと思っていることが楽しくないと感じられることも。食欲低下や睡眠にくる人もいて、睡眠では寝つきが悪くなる、途中で何回も起きてしまう、早朝に目覚めてしまう、といった悩みを訴える人もいます。

●なりやすい人
 新入社員や新入生、異動や転職した人など、環境が大きく変わった人が特にかかりやすい傾向にあります。大きな環境の変化というのは人間にとってすごくストレスで、環境になじもうとすることで気力、体力を使ってしまう。頑張りすぎてしまい3、4月から溜まってきた疲れやストレスが、ちょうど5月になると出てきやすいんですね。結婚などプライベートで大きく変化があった人も要注意ですね。

●解決法
【8時間の睡眠をとる】
 五月病の症状ではないかと思ったら、できるだけ規則正しい生活を心掛けて、疲れた心と体を休ませなくてはいけません。心の疲労をとるのと体を休ませるのを別に考える人がいますが、心というのは脳の働きで、その脳は体の一部なので、体を休ませないと脳も休まない。まずはしっかり睡眠をとる。理想としては8時間は必要だと思います。

【食事は肉・魚・卵など、たんぱく質を中心に】
 食事による解消法も有効です。心と体の疲れをとるには、良質なたんぱく質を採ることが必要です。肉・魚・卵といった動物性たんぱく質にはアミノ酸が豊富で疲労改善の効果があります。そういったたんぱく質と、効率よく分解して吸収するために不可欠なビタミンミネラルが含まれる野菜や海藻類を摂ることですね。あと、ほどよい炭水化物を摂ること。白飯やパンや麺も必要。要は定食風のものやお鍋をイメージしてもらうといいですね。ストレスを解消するにはお酒や甘い物を、と考える人もいますが、五月病のように心も体も疲れているときには、アルコールや糖分やカフェインなどを摂ることは一時的な解消でしかなく、根本的な解消にはなりません。

【運動はストレッチやヨガをとり入れて】
 運動も心地よい程度にするといいですね。ジムでガンガン体を動かすとか、マラソンを長距離走るとか、激しい運動は逆に疲労を増強してしまうので、軽いウオーキングやストレッチ、ヨガがいいと思います。ほどよく体全体の筋肉がほぐされて心地よさを感じる程度にとどめていたほうがいいですね。

【夜遊びやつき合いも一時休止を】
 気力、体力が底をついているので、気が進まないことは無理にしないほうがいいですね。仕事は、頑張りすぎず、もし許されるなら先延ばしするとか人に手伝ってもらうなど、残業せずに帰れたらベストです。夜遊びやおつき合いも一旦やめて、本調子になるまで全体的にゆるめモードで生活するのがいいと思います。

●病院に行く目安
 不眠や非常に思い倦怠感、憂うつ感、夜眠れない、食欲不振などの症状が2週間前後続くようでしたら要注意。一度、精神科か心療内科に相談したほうがいいと思います。

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