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ニフティ クラウド事業の拡販が「株式市場で好材料視」の期待

 これから「上がる株」は何か。金融情報提供会社「カブ知恵」代表・藤井英敏氏が注目しているのは、「ニフティ」(東証2部・3828)だという。

 * * *
 調査会社のIDCジャパンの調べによると、国内における2011年のクラウドコンピューティング・サービス市場は前年比45.9%増の662億円。2015年には4倍近い2550億円に急成長する見通しだ。そこで注目したいのが、通信サービス大手のニフティだ。

 同社は、2010年にインターネット経由で利用可能なサーバーや外部記憶装置(ストレージ)を企業に貸し出す「ニフティクラウド」を開始し、顧客企業は現在までに1000社を超えるまで拡大している。また、今年2月からクラウドコンピューティングを中堅・中小企業が導入しやすくするサービスを開始。企業が社内で運用するサーバーの中身をニフティが運用するクラウド上へ簡単に載せ替えられるソフトを無償提供し、企業のクラウド移行をバックアップする。

 このサービスをクラウド拡販の起爆剤として、2013年度末にクラウド事業で今より約3倍の売上高100億円を目指すという。こうした施策が好材料視され、株価上昇の期待は大きいと考える。

※マネーポスト2012年夏号

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