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電子レンジ圧力鍋 15万個売り50万個注文入る人気とその実力

 材料を入れ、11分電子レンジで加熱したら、やわらかな豚の角煮が完成――「電子レンジ圧力鍋」(マイヤージャパン)が、レンジ+圧力で“W時短”できると、発売3か月で約15万個以上を出荷する大ヒットに! 猛暑が予想される今夏、火を使わず、手早く煮込み料理ができると大評判のこの鍋の“実力”を徹底解剖します!

「テレビを見て、すぐにネットで買おうと思ったら、在庫なしだった」(43才・主婦)

「以前、友人に評判を聞いて買おうとしたらメーカーでも在庫切れ。最近、やっとデパートで買えました」(45才・会社員)

 アメリカのテレビ通販で1日8万個を販売した「電子レンジ圧力鍋」。日本では3月に発売後、6月末までに約15万個以上を売り上げ、販売元にはすでに約50万個のオーダーがはいっているという。『スッキリ!!』(日本テレビ系)や、『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)などでも取り上げられ、2009年に大ヒットしたシリコン製の電子レンジ調理器「ルクエ」を上回る人気ぶりだ。

「日本向け商品は、海外商品と比べてひと回り小さく、扱いやすいサイズなのも人気の理由だと思います」(販売元のマイヤージャパン広報・児玉純子さん)

 通常の圧力鍋が、標準的な容量の4.5lサイズで3kg前後と重いのに比べ、「電子レンジ圧力鍋」は、樹脂製で重さ650g、2.3lの容量と女性や年配者でも扱いやすい。値段は5250円、ピンク、レッド、ベージュというキュートな色遣いも人気の理由だ。

 使い方も簡単。材料を入れ、蓋をスライドして閉め、レンジに入れて一定時間加熱。加熱中は鍋内部の圧力が上昇し、普通の圧力鍋同様、蓋についた弁を押し上げる。加熱後、この圧力の弁が下がれば蓋を開くことが可能に。

 1合のごはんが10分(蒸らし10分)、肉じゃがなら13分(圧力鍋を使わず鍋で調理した場合20分)、本格的なチキンカレーも12分(同30分)でできちゃうスグレモノなのだ。

「ちゃんとした圧力鍋って、数万円するじゃないですか。これはお得だし、使い方も普通の圧力鍋以上に簡単です。野菜蒸しとか、子供の離乳食だけを別に作るのなんかにも、便利なので愛用しています」(30才・主婦)

「ルクエ」が蒸し料理に強いのに対し、こちらは煮込み料理もばっちり!

「電子レンジ圧力鍋」を愛用している人気料理ブロガー・ちょりママさんが、使い方のポイントを教えてくれた。

「まず、普通の圧力鍋に比べ、かなり軽い! 15分加熱しても、取っ手は素手で持てます。きちんと鍋に重ね置きできるのも、収納面でポイントが高いですね。プレゼントなどにも喜ばれるのではないでしょうか。通常の圧力鍋に比べると、かかる圧力はやや低いようなので、すでに圧力鍋をお持ちのかたは、使い分けるといいかなと思います」

「電子レンジ圧力鍋」の圧力は1.27気圧程度。通常、硬い肉などの場合に最適な気圧は1.9気圧程度とされ高圧なので、「電子レンジ圧力鍋」は、野菜のレシピや、煮崩れしないように料理するために使うほうが、より向いている。

 また、「使い始めはしばらく、蓋がきつくて開閉に苦労する」(商品を取り扱うショップ店員)が、次第に開けやすくなるという。

 9月には、オレンジとブラウンの2 色が追加予定。

※女性セブン2012年7月19日号

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