スポーツ

長谷部誠 心を整えて「そこまで、やる。」筋肉美を披露

ドイツ・VfLヴォルフスブルクに所属する長谷部誠(28)。自著『心を整える。』は昨年発売され、大反響をよんだ。「心は鍛えるものではなく、整えるもの」「いかなる時も安定した心を備えることが、常に力と結果を出せる秘訣」とし、自身のメンタルコントロール術を説いたこの本は、発売から現在までで実に130万部を売り上げているベストセラーだ。

 移籍を目指しているものの、現段階ではまだ進展がないことが報じられており、先日の会見で「心を整えて待つ?」と質問された際には「誰か移籍を整えてくれないかな」と苦笑いしていたという。

 心は「鍛える」ものではなく「整える」もの。生活のリズムや、睡眠、食事といった日々の生活から、“心に有害なこと”をしない――“部屋がいつもとてもきれい”“待ち合わせ時刻の30分前には到着”“「心を整える。」の印税を全額、ユニセフに寄付”など、その真面目なエピソードは枚挙にいとまがないがないが、このほど、それに目をつけたフォルクスワーゲン グループ ジャパンが、長谷部を起用したTV CMを9月1日より、全国で放送開始する。

 CMは“そこまで、やる。”がテーマ。同社によると「長谷部選手の、何事にもとことん挑んでいく姿、仲間を鼓舞するリーダーシップ、真面目な生き方と、フォルクスワーゲンブランドの持つ『価値のある』、『革新的な』、『責任感のある』といった特長と魅力を表現」したものだというが、それにあたってのエピソードがこれまた“長谷部伝説”を増強するものだ。

■伝説1:仲間に教える待ち合わせ時刻は「30分前」

サッカーの日本代表選手仲間と一緒に食事に行くときにも、「そこまで、やる」。待ち合わせをするときは、長谷部から連絡を取り、必ず「本当の集合時刻の30分前」を教えるそうだ。それによりスケジュールを守ることができ、お店に迷惑をかけないですむとの考えからだという。

■伝説2:お土産を買いに「戻る」

お土産の買い物にまで、「そこまで、やる」。東北仙台をチャリティーイベントで訪れ、いざ帰京しようとした時のこと。仙台のお土産といえば、銘菓「萩の月」が有名。すでに仙台は出発してしまっているにもかかわらず、「仙台に行ったのだから、萩の月は譲れない」と一念発起。「萩の月」を手に入れるべく、再び仙台の街に逆戻りしたのだとか。

■伝説3:CM撮影のために3日前から「食事制限」

「ボディがすべての基本篇」など、3篇あるCMでは、鍛え上げた筋肉美を披露。撮影前には3日前から食事制限をおこなったうえ、長時間に渡る撮影当日中も水分以外の食事は一切口にしないほどの徹底ぶりで、「そこまで、やる」。そして撮影終了後には、自らスタッフの配膳まで手伝ってスタッフ、関係者全員と一緒に大盛りカレーを食べるといったエピソードも“気遣い”の長谷部らしいところ。

 真面目なことをいうと「長谷部かっ!」とツッコミが入るほど、そのキャラクターが人々から愛され、信頼される――“そこまでやる!?”というツッコミをよそに、「そこまで、やる。」のが長谷部なのである。

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン