「住環境を整えることで、人生が豊かになるきっかけになる」と語るのは、風水建築デザイナーで由美里風水研究所代表の直居由美里氏だ。氏が、運気をアップさせる風水術を伝授する。以下は「寝室編」だ。
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風水は別名「寝床学」と呼ばれるほど寝室を重視します。人は寝ている間も気を受けています。そのため寝室の環境が悪いと乱れた気を吸収して熟睡できず、それが続くとやがて心身共に不調に陥ってしまいます。
悪い気を吸収しないためには、枕回りに余分なモノを置かないことが大切。せいぜい枕元の照明程度にしましょう。寝室全体を綺麗に保つことが必要で、運気の溜まるベッドの下の埃も取り除いて下さい。
ドアから入る気を体の正面から受けるようにするため、足元が入り口側に、頭(枕)が奥にくるようにベッドを置いて下さい。ただし、ドアを開けた真正面に頭があると、一直線に気を受けてしまって心身が休まらないので、そうならないように位置をずらしてベッドを置いて下さい。
釈迦が入滅の際に頭が北を向いていたことから北枕は縁起が悪いとされますが、実は風水の観点からは北枕がオススメです。睡眠中に吸収する気は「水の気」で、北も「水の気」を持つ方位。そのため、北枕だと気の流れがスムーズになり、金運がアップするのです。 風通しの悪い寝室には陰の気がこもるので、朝起きたら窓を開けて気を入れ替えましょう。
※週刊ポスト2012年9月7日号