ライフ

最近のNTTおかしくない!? 光回線値下げでなぜか東西格差

 その昔、電話といえば有無言わさず「NTT一択だろ!」という時代がありました。しかし、今やどうでしょうか。ケータイ業界においてはKDDIやソフトバンクにその座を脅かされ続けていますし、通信障害も目立ってきています。そこにきて、NTTが光回線の値下げを発表したはいいのですが、どうもその内容がおかしいというのです。『メルマガNEWSポストセブンVol.42』内のコンテンツ『Gizmodo Japan』プレゼンツ最新ガジェットニュースでは、NTT東西の光回線の“格差”について詳報しています。

 * * *

 こんにちは、ギズモードライターの小暮です。まずは、ギズモード・ジャパンの最近の人気記事TOP5をご紹介します!

【第5位】
■ジョブズの肖像入り1ドル札が発売。もちろん実際に使えます!

【第4位】
■12年間植物状態だった男性と脳スキャンで対話することに成功

【第3位】
■「iPhone 5ってWi-Fiつながらないよね?」という方へ、その対応策

【第2位】
■ヘリウムが枯渇の危機! 風船は8500円に値上がり!?

【第1位】
■凄い! 部屋の中に「本物の雲」を発生させる2012年最高の発明&サイエンスアート

 以上、人気記事TOP5でした。それでは今週の注目ガジェット情報にいってみましょう!

  11月22日、NTT東西のフレッツ光の回線料が値下げされるというキャンペーンが発表されました。キャンペーン内容を抜粋すると以下のようになります。

—以下引用—

 NTT東日本では新規加入促進キャンペーンとして「思いっきり割」が実施されます。これは平成24年12月1日(土)より、新たに「フレッツ光」を契約したユーザーが対象となり、毎月の月額利用料から戸建向け(ファミリータイプ等)で945円(税込)、集合住宅向け(マンションタイプ等)で最大1165.5円(税込)を24ヵ月間割り引くというもの。

 NTT西日本では長期継続利用型割引サービスとして「光もっと2割(光もっともっと割)」を実施。こちらは契約年数に応じて段階的に値下げが行われるキャンペーンとなっています。

—引用ここまで—

 東西でキャンペーンの内容がかなり異なります。NTT東日本は新規契約を対象に値下げするのに対し、NTT西日本は既存ユーザーも含め段階割引を新設という内容。つまりNTT東日本の既存のフレッツ光ユーザーは、高いままの料金で使い続けなければならないのです。だったら解約して再契約すれば…! とも思いますが、規約にてこの行為も禁止されているため、現時点では本当に打つ手が無い状態。

 携帯電話もそうですが、新規ユーザーを獲得するために割引キャンペーンを新設するというのはよくあることです。しかし、これで優遇されるのは新規ユーザーのみで、長年利用している既存のユーザーには旨みがない。この状況は、企業と顧客の両者にとってあまり良い状態とはいえないような気もします。

 現在、東西NTTのフレッツ光サービスは、KDDIを始めとする競合他社の勢力拡大。そしてスマホによるテザリングによって契約数が伸び悩んでいるという状況です。確かに新規ユーザーを獲得したい気持ちもわかりますが、お得意様を蔑ろにするのはちょっといただけない。既存のユーザーにも旨味を与えなければ、顧客はそっちに移ってしまうのではないでしょうか?

 逆に言うとライバルであるKDDIとしたらこれは大チャンスでもあります。そういった不満を抱えるユーザーを一気に網ですくいあげるカウンター的割引キャンペーンを展開したとしたら? ひょっとしたら、これまでの勢力バランスが大きく崩れるかもしれませんね。

※参考ページ
NTTの光回線値下げの詳細が判明。東西で割引サービスがちょっと違うようです

※『メルマガNEWSポストセブン』

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト