ライフ

メロディパターンは有限? 世の中に似ている曲が多い理由

「あれ、この曲聴いたことあるぞ。サビの音階が同じ…さてはパクったな!」
 ミュージシャンの“パクリ疑惑”はこのようによくネットでも検証されていますし、「パクるとほぼバレる」、というのが音楽界の常識でもあるようです。しかし、パクリとまでは言わなくても、世の中には似ている曲がはん濫しています。『メルマガNEWSポストセブンVol.43』内のコンテンツ『Gizmodo Japan』プレゼンツ最新ガジェットニュースでは、なぜ、似ている曲が多いのかを検証。興味深い新事実が明らかになりました。

 * * *

 こんにちは、ギズモードライターの三浦です。まずは、ギズモード・ジャパンの最近の人気記事TOP5をご紹介します!

【第5位】
■Facebook「おっぱい写真アップダメだぞ! ぜったいにダメ!」…実はおっぱいじゃなくてアレでした

【第4位】
■今日発売のiMacを見てきたら、薄すぎて何が何だか分かりづらかった

【第3位】
■Mac mini レビュー:安くて小さなコンピューターは十分に価値がある

【第2位】
■リニューアルされたiTunes 11公開。覚えておくと便利な新機能Tipsをどうぞ

【第1位】
■どうしてあくびがでるのか。そしてなぜ伝染性があるのか。

 以上、人気記事TOP5でした。それでは今週の注目ガジェット情報にいってみましょう!

【なんで似ている曲がたくさんあるんでしょう?】

 音楽が好きな人なら、一度は「あの曲とこの曲、似てるなー」なんて思ったことがあるのではないでしょうか。というか、もう音楽自体がネタ切れになっているのでは…、なんて疑いたくなってしまうことも。そんな疑問に答えくれているのが、Vsauce(ヴィーソース)さん。動画でいろいろ説明してくれていますが、英語なので翻訳したものを読んでみました。

 結論からいえば、5分の曲で起こりうる音の組み合わせのバターンは、とんでもない数が存在するということ。しかし、無限ではありません。有限です。人間が音として認識できる音の組み合わせ、という前提ならば。

 しかし、これを別角度から検証した人がいます。それがEverything 2のferrouslepidopteraさん。この方はメロディーのパターンを数えたそうです。具体的には1オクターブで区切って、その中の全音階・半音階の音の組み合わせを数えました。

—以下引用—
全音符、二分音符、四分音符、8分音符、16分音符、32分音符。このあらゆる組み合わせを加味すると、ワンオクターブの中で作曲できるメジャーのパターンは…

123,511,210,975,209,861,511,554,928,715,787,036通り。
—引用終わり—

 えっと、まあ、すごい数ですね。数えられません。

 もう一人、yerricdeさんという方はもっと範囲を絞り、ワンオクターブで起こりうる8音階のパターンを数えたところ、「78,364,164,096通り」だったそうです。どういうことかというと…。

—以下引用—
つまり100人の作曲家が各自1秒1メロディーのペースで新しい8音階の曲を作曲していけば248年で全メロディー作曲し尽くしてしまう計算だ。
—引用終わり—

 結論からいうと、メロディーパターンは砂浜の砂のようで、限りはあるけれどなかなかなくなることはないっていうことなんですね。じゃあ、なんで似た曲ができちゃうんでしょうね。

 それは、人間はある特定のメロディーパターンに他より強く惹きつけられる傾向があるからなんだそう。だから、無意識のうちになんとなく似てしまうんでしょうね。いくら今まで聞いたことがないメロディーを作っても、それがいいか悪いかは別。

 まあ、こんな小難しいことは考えずに、自分が好きな音楽を聴く毎日を過ごせばいいんじゃないかと思います。

※参考ページ
音楽にネタ切れはくるのか? 数学的に検証(動画)

『メルマガNEWSポストセブンVol.43』

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン