ビジネス

【日本株週間見通し】海外動向見極めながらも円安で先高期待

 投資情報会社・フィスコ(担当・村瀬智一氏)が、株式市場の12月25日~28日の動きを振り返りつつ、1月4日の見通しを解説する。

 * * *
 年明けは4日の大発会となるが、「財政の崖」の行方や米ISM製造業景況指数(2日)、ADP雇用報告(3日)などを受けた海外株式を見極めてのスタート。また、米雇用統計(4日)を控え手掛けづらい面はあろう。とはいえ、大型補正予算への期待や1月の金融政策決定会合での「物価上昇率目標2.0%」の導入への思惑が相場の下支えとなる。

 また、麻生副総理兼財務・金融相は白川日銀総裁と、政府・日銀の連携を強化することを確認。石破幹事長は、円安傾向が続く為替相場に関連し「1ドル85~90円ぐらい」と、適正な為替水準に言及。為替相場は節目の85円を突破し、トレンドとしては85から95円のレンジに突入したとの見方がされている。強力な金融緩和政策によって中期的に円安のトレンドが続くとなれば、株価を押し上げよう。

 米国については「財政の崖」回避に向けた審議が30日に再開され、年内ギリギリで合意する可能性がある。また、最終合意に至らない状況で新年を迎えた場合であっても、節税目的の株式の売り圧力が消滅することから、年初は上昇する可能性が高いとみられる。

 日経平均は11月の衆院解散発表を機に強いトレンドが続いており、12月27日には昨年3月11日以来となる10300円を回復。28日の大納会では10400円を超えた。11月の時点で世界主要20カ国のなかで月間上昇率がトップだったが、12月に入っても日本市場の好パフォーマンスが継続している。そのため、グローバル展開するファンドにとってはパフォーマンスの観点から日本へ資金を振り向けざるを得ない状況である。

 そのほか、長期トレンドでは2009年以降のボックストレンドのレンジ上限を捉えた。月足の一目均衡表の雲下限をクリア。長期的なトレンド転換をみせてくるため、テクニカル面での2013年相場への期待もある。

トピックス

“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン