ライフ

夕食後のジョギングはNG 疲れているなら寝るべきと南雲医師

 ジムに通っているのになかなか体重が落ちないどころか、体はダルく、肩こりも…という人は多いはず。体にいいはずのスポーツが、体を壊すこともあるという新常識を「50代なのに30代に見える」南雲吉則医師が解説する。

 * * *
 忘年会、新年会シーズンがやってきたね。日に日に増えていく体重に危機感を覚えて、ジョギングやジム通いを始める人も多いんじゃないかな。

 ぼくも30代後半は太っていたから、スポーツクラブに通って人一倍ダイエットに励んでいた時期もあったんだよ。エアロバイクを1時間こいで、その後さらに1時間水泳したりして。それなのに、全然やせないばかりか、ジムの後のご飯がおいしくてモリモリ食べて、逆に10kgも太っちゃったりして(笑い)。

 運動って、普段する習慣がない、太っている人が急に頑張るのが、いちばんよくないんだ。心臓と関節に負担がかかるからね。

 それに、日頃疲れている現代人がスポーツをするための時間と体力を温存しておくことも難しい。毎日少しずつと思ってもなかなか続けられないものだから、たまにジムに行ったときに頑張りすぎて体を壊しちゃうんだよね。

 これじゃ逆効果もいいところ。耳が痛い人もたくさんいるんじゃないかな?

 昔のぼくみたいに、スポーツは体にいいって当然のように信じている人が多いけど、実は激しい運動のしすぎは、体にいいどころか、早死の原因になるんだ。というとびっくりすると思うけれど、これにはちゃんと理由があるんだよ。

 激しい運動をすると、心臓がドキドキするよね。これは、心臓がフル回転して急激に心拍数が上がっているからで、心臓にものすごく負担がかかっている証拠なんだ。

 心臓の拍動・心拍数には限界があって、生まれてから死ぬまでに20億~30億回くらいしか動かない。つまり激しい運動のしすぎで心臓がフル回転すると、心臓に負担がかかるうえに限りある心拍数を無駄に使ってしまい、寿命を縮めてしまうんだね。

 ジムには通わなくても、近所を走っていますっていう人もたくさんいると思うけど、これも同じ理由で寿命を縮めているから、あまりおすすめできないな。

 さらに、夕食後のジョギングは絶対NG。なぜって、食事の後は、消化吸収のために副交感神経が優位になって、体がお休みモードになるんだ。それなのに食後走ったりすると、お仕事モードの交感神経が優位になって、なかなか寝つけなくなる。

 仕事で疲れているときは無理して夜ジョギングするよりも、夜10時から夜中の2時までの“ゴールデンタイムの睡眠”で、脳から“若返りホルモン”である成長ホルモンをしっかり分泌させるほうが、健康にはいいんだよ。

※女性セブン2013年1月10・17日号

トピックス

”ネグレクト疑い”で逮捕された若い夫婦の裏になにが──
《2児ママと“首タトゥーの男”が育児放棄疑い》「こんなにタトゥーなんてなかった」キャバ嬢時代の元同僚が明かす北島エリカ容疑者の“意外な人物像”「男の影響なのかな…」
NEWSポストセブン
クマ対策には様々な制約も(時事通信フォト)
《クマ対策に出動しても「撃てない」自衛隊》唯一の可能性は凶暴化&大量出没した際の“超法規的措置”としての防御出動 「警察官がライフルで駆除」も始動へ
週刊ポスト
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下主催の「茶会」に愛子さまと佳子さまも出席された(2025年11月4日、時事通信フォト)
《同系色で再び“仲良し”コーデ》愛子さまはピンクで優しい印象に 佳子さまはコーラルオレンジで華やかさを演出 
NEWSポストセブン
「高市外交」の舞台裏での仕掛けを紐解く(時事通信フォト)
《台湾代表との会談写真をSNSにアップ》高市早苗首相が仕掛けた中国・習近平主席のメンツを潰す“奇襲攻撃”の裏側 「台湾有事を看過するつもりはない」の姿勢を示す
週刊ポスト
クマ捕獲用の箱わなを扱う自衛隊員の様子(陸上自衛隊秋田駐屯地提供)
クマ対策で出動も「発砲できない」自衛隊 法的制約のほか「訓練していない」「装備がない」という実情 遭遇したら「クマ撃退スプレーか伏せてかわすくらい」
週刊ポスト
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
文京区湯島のマッサージ店で12歳タイ少女を働かせた疑いで経営者が逮捕された(左・HPより)
《本物の“カサイ”学ばせます》12歳タイ少女を働かせた疑いで経営者が逮捕、湯島・違法マッサージ店の“実態”「(客は)40、50代くらいが多かった」「床にマットレス直置き」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン
Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 内部証言で判明した高市vs習近平「台湾有事」攻防ほか
「週刊ポスト」本日発売! 内部証言で判明した高市vs習近平「台湾有事」攻防ほか
NEWSポストセブン