芸能

「川越シェフ水代800円は正論だが言っちゃダメ」と外食評論家

『タツヤ・カワゴエ』のオーナー・川越達也シェフ(40才)が、『サイゾー』のインタビューで、『食べログ』などのような飲食店の評価サイトについて「くだらない」と回答したことで、賛否両論巻き起こっている。

 川越シェフは、さらに「人を年収で判断してはいけないと思いますが、年収300万円、400万円の人が高級店に行って批判を書き込むこともあると思うんです」と発言。

 また、川越シェフのレストランの客に「水だけで800円も取られた」と批判されたことを明かし、「でも、当たり前だよ! いい水出してるんだもん。1000円や1500円取るお店だってありますよ。そういうお店に行ったことがないから“800円取られた”という感覚になるんですよ」とも反論した。自腹覆面レストラン評論家の友里征耶(ともさとゆうや)氏はこう説明する。

「川越さんの主張はある意味正論。基本的に海外では水は有料だし、高級店で水道水を出すところはまずないですから水代800円というのは日本では珍しくない。高いところでは1000円くらい取られます。そういうことをご存じないかたがそういうところに行ってしまったら、郷に入っては郷に従わなければいけないと思います」

 しかし、友里氏は「正論とはいえ、川越さんが言ってはいけないことだった」と言う。川越シェフがブレークしたきっかけは2009年から出演している『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)。イケメンなのに庶民感覚があり、その後は彼がプロデュースしたキムチなどがスーパーに並んだ。つまり彼を支持してきたのは、それこそ年収300万円、400万円の人たちが多く、その中には、「川越シェフに会いたい」と、彼のレストランを訪れた人もいる。

「川越さんはそのことを忘れてしまったんじゃないかと思います」(前出・友里氏)

 6月17日、川越シェフはテレビ番組に出演し「ぼくが生意気でした」と、いつもの笑顔のまま謝罪。続けてブログでは今回の騒動はあくまで「活字問題」と断言。「活字が独り歩き」していくネット社会のシステムを「残念だ」と綴った。しかし、このブログも大炎上し、すぐに削除されている。

※女性セブン2013年7月4日号

関連記事

トピックス

ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン