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鍼灸に関する疑問 保険適用?痛みは?痕は?について解説

 鍼灸に興味はあるけれど、やっぱり気になる部分も多い。痛い? 痕は? ミスはないの? そんな素朴な疑問を東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授の坂井友実さんに聞いた。

Q:健康保険は使えるの?

A:疾患限定。医師同意書も必要
「神経痛、リウマチ、頸腕症候群、五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症の6疾患に限り、保険が適用されますが、医師の同意書が必要であり、現代医学との併用ができないという制約が。これは併用することに害があるからではなく、保険を適用するにあたってのルールです」

Q:痕が残ったりしない?

A:場所や体質により皮下出血も
「鍼治療で皮下出血を起こす事例はほとんどありませんが、鍼を刺す場所や体質によって皮下出血が起こることもあります。痕は2日~1週間ぐらいで消えますが、顔は特に皮下出血を起こしやすい場所なので、美容鍼灸を行う場合、その点も考慮してから治療を受けましょう」

Q:痛みはあるの?

A:ほとんど感じないが緊張すると痛みは増す
「治療に使われる鍼は一般的に直径0.16mm~0.18mmぐらいと髪の毛ほどに細く、形状も注射針とくらべると非常になめらかなため、刺したときの衝撃が緩和され、基本的には痛みを感じません。

 ただ、刺し方や刺す部位によって痛みが出ることもありますが、チクッとする程度なので心配は無用。

 しかし「痛かったらどうしよう」と緊張すると、体がこわばり痛みが増すうえ、効果も半減。治療中はリラックスして「これでラクになる」「鍼は気持ちのいいもの」といったイメージをしながら受けると◎」

※女性セブン2013年7月11日号

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