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44才男 株価少し下がると「首相の3本の矢は弱い」と責任転嫁

 アベノミクスをきっかけに株を始めたという人も多いという。埼玉県に住む女性Fさん(43才)の夫(44才)もそんなひとりだが、なんとも情けない取り引きなのだとか。Fさんが、そんな夫のエピソードを明かす。

 * * *
 アベノミクスで株価が上がって会社の同僚が儲けていると聞いた夫は「よしっ、オレも男だ。勝負するときはしないと」とネットで株の売買を始めたの。「ヘソクリの10万円を元手にする」って言うから黙ってたんだけど、まあ、ひとことで言えば向いてないわ。

 朝からテレビのニュースとパソコンと新聞と首っ引きで、慌ただしいったらない。株が上がったら「やっぱりなぁ。オレの投資戦略もまんざらじゃないってことだ」とご機嫌。

 でもちょっとでも下がると「だからアベノミクスじゃダメだって。オレに言わせりゃ安倍首相の“3本の矢”は弱いっ。特に3本目が軟弱」と散々な言いよう。

 で、株はどうなったかって? 「このぶんだと年末にはダイヤの指輪、買えるかもよ」なんて調子づいていたけど、なに元手が小さいもの。儲かったところで、たかが知れているって。で、ある朝、とうとう「男は引き際が大事だっていうからな。株はもうオシマイ」って言うの。

 よくよく聞いたら1万円損したから撤退するんだって。どうでもいいけど総理大臣の悪口を言うほどの勝負じゃないと思う。

※女性セブン2013年7月18日号

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