ビジネス

高須院長「ネットの悪ふざけ投稿は磔獄門市中引き回しの刑」

ネット悪ふざけ投稿を厳しく斬った高須院長

 ツイッターでの奔放な発言でもお馴染みの高須クリニックの高須克弥院長が、世の中のさまざまな話題に対して縦横無尽に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回はツイッターやフェイスブックで頻発した“悪ふざけ投稿”を斬る!

 * * *
──ちょっと前からツイッターやフェイスブックでは“悪ふざけ投稿”というものが、取り沙汰されています。飲食店のアルバイトが厨房で不衛生な写真を撮ったり…。

高須:でも、そういうことをツイッターとかで自慢しちゃう人は、もっと不衛生なことをやってるかもしれないよ。ツイッターで公開したのは冷凍庫に入るくらいのことだったけど、写真を撮ってないところでは、どんなヒドい悪ふざけをしているかわかったもんじゃない。

──ツイッターでの悪ふざけは氷山の一角だと。

高須:そう。でも、消費者としては、そういうとんでもないヤツが飲食店で働いているっていうことを知れただけでも、意義があることだったのかもしれない。実際、それでクビになったりしてるわけでしょ。

──そうですね。悪ふざけ投稿をして、ネットで騒ぎになったアルバイト店員は、みんなクビになってますし、閉店してしまった店舗もあります。

高須:もちろん悪ふざけをするヤツが悪いんだけど、それを雇っていたほうにも責任はある。経営者としてはクビにするのは賢明な判断だと思うね。隠蔽するほうが罪は重いよ。さらに、隠蔽していたのがバレたら、もうどうしようもないだろうね。炎上なんて騒ぎじゃない。

──その“炎上”なんですが、個人情報をさらされるケースも少なくない。悪ふざけはダメだとしても、「炎上させるのはやりすぎなんじゃないの?」という意見もあります。

高須:いや、炎上させるべきだと思うよ。だって、悪ふざけをすることは絶対に悪いことなんだし、「炎上させるのはかわいそう」っていうことはありえない。どんどん怒りをぶつけて、大問題にするべき。悪いことをしたら報いがあるっていうのは、当たり前のことだよ。しかも、悪ふざけを自分から公開してるんだから、別にいろんな情報をさらされてもいいってことでしょう。そこは自業自得。ネット上での「磔獄門市中引き回しの刑」で問題ない。それに、ほかのネットユーザーにも、悪ふざけを自慢したら、まともに外を歩けないほどに総攻撃を受けてしまうんだ…って思わせるべきだと思う。

──とはいえ、ネット上で顔や個人情報がさらされることは、実生活への影響も大きいですよね。バイトをクビになったり、学校から処分を受けたり、内定を取り消しになったというケースもある。まともに生活ができなくなってしまう人もいるかもしれない。そういう人が社会復帰するにはどうすれば良いと思いますか?

高須:整形手術をすればいいよ。

──なんとシンプルな回答! 実際に、これまでの生活をリセットするために顔を整形するという患者さんはいるんですか?

高須:この頃は少ないけどは、開業した当時は多かった。「借金取りから逃げるためにまったく違う顔にしてくれ」なんていう患者さんはよくいたね。でも、顔を整形しても後ろ姿は変わらないから、それでバレることもあるらしいよ。街中で「おい、〇〇」って借金取りに名前を呼ばれて、思わず振り向いて気づかれちゃうっていう(笑い)。

──顔は変えられても、長年慣れ親しんだ名前への反応はどうしようもなかったっていうことですね。

高須:反射神経は整形手術でどうにもならないからなあ(笑い)。あと、刑期を終えた人が、これまでとまったく違う人生を歩みたいっていう理由で顔を整形するっていうケースもあったね。悪い仲間と縁を切るには、それがいちばんだ、っていうね。

──じゃあ、悪ふざけでバイトをクビになったヤツは整形をすれば社会復帰できるということですね(笑い)。

高須:そう。ぼくが手助けするよ(笑い)。

 * * *
 ネット上の“悪ふざけ投稿”を容赦なく切り捨てた高須院長。そして、その後の炎上についても極めて肯定的に捉えている。はっきり言って、誰かが何かを言って止められるものでもないのが炎上。ここはひとつ、炎上が悪ふざけの歯止めになってくれることを期待するべきなのかもしれない。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

 昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。近著は『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)。

トピックス

24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン
芸歴43年で“サスペンスドラマの帝王”の異名を持つ船越英一郎
《ベビーカーを押す妻の姿を半歩後ろから見つめて…》第一子誕生の船越英一郎(65)、心をほぐした再婚相手(42)の“自由人なスタンス”「他人に対して要求することがない」
NEWSポストセブン
ネット上では苛烈な声を上げる残念な人がうごめいている(写真/イメージマート)
ネットで見かける残念な人たち…「朝ドラにイチャモン」“日本人じゃないと思う”の決めつけ【石原壮一郎さん考察】
NEWSポストセブン
荒川区には東京都交通局が運行している鉄道・バスが多い。都電荒川線もそのひとつ。都電荒川線「荒川遊園地前」そば(2020年写真撮影:小川裕夫)
《自治体による移動支援の狙いは》東京都はシルバーパス4割値下げ、荒川区は実質0円に 神戸市は高校生通学定期券0円
NEWSポストセブン
阪神の主砲・佐藤輝明はいかにして覚醒したのか
《ついに覚醒》阪神の主砲・佐藤輝明 4球団競合で指名権を引き当てた矢野燿大・元監督らが振り返る“無名の高校生からドラ1になるまで”
週刊ポスト
韓国整形での経験談を明かしたみみたん
《鼻の付け根が赤黒く膿んで》インフルエンサー・みみたん(24)、韓国で美容整形を受けて「傷跡がカパッカパッと開いていた…」感染症治療の“苦悩”を明かす
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
「戦争から逃れてアメリカ移住も…」米・ウクライナ人女性(23)無差別刺殺事件、犯人は“7年間で6回逮捕”の連続犯罪者
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《眞子さんが見せた“ママの顔”》お出かけスリーショットで夫・小室圭さんが着用したTシャツに込められた「我が子への想い」
NEWSポストセブン
大ヒット上映を続ける『国宝』の版元は…(主演の吉沢亮/時事通信フォト)
《映画『国宝』大ヒット》原作の版元なのに“製作委員会に入らなかった”朝日新聞社員はモヤモヤ  「どうせヒットしないだろう」とタカをくくって出資を渋った説も
週刊ポスト
米マサチューセッツ州で18歳の妊婦が失踪する事件が発生した(Facebookより)
【犯人はお腹の子の父親】「もし私が死んだらそれは彼のせい」プロムクイーン候補だった18歳妊婦の失踪事件「# findKylee(# カイリーを探せ)」が最悪の結末に《全米に衝撃》
NEWSポストセブン
不倫の「証拠」にも強弱がある(イメージ)
「不倫の“証拠”には『強い証拠』と『弱い証拠』がある」探偵歴15年のベテランが明かすまず集めるべき「不貞の決定的証拠」
NEWSポストセブン
違法賭博胴元・ボウヤーが激白した「水原と大谷、本当の関係」
《大谷から26億円送金》「ヘイ、イッペイ。翔平が前を歩いてるぜ」“違法賭博の胴元”ボウヤーが明かした「脅しの真相」、水原から伝えられていた“相棒の素顔”
NEWSポストセブン