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淡路恵子 特製ウイスキーで錦之介の仲間を節約おもてなし

 当時の夫である萬屋錦之介が抱えた借金を返すために、銀座の雇われママを経験したこともある淡路恵子さん(80才)。昔ながらの役者として、湯水のようにお金を使う錦之介さんの影で、涙ぐましい節約を実践していたという。淡路さんが、当時の節約エピソードを披露する。

 * * *
 錦之介さんが元気な頃、私にバッグを買ってきてくれたの。買ってくれたっていってもツケだから、払いは結局、私のところに回ってくるのよ(笑い)。だから翌日、そのお店に行って「これ、ダンナからのプレゼントだけど、同じ色の靴と合わせたいの」って言うの。もちろん、ないのがわかってる上でのお芝居よ。

 で、「ごめんなさい、ございません」ってことになるから、そしたらこっちのもの。

「あーら残念、おそろいの靴がないなら、このバッグも今回はお返しします」ってやっちゃう。これで翌月の支払いは少し減るってワケ(笑い)。

 あと、錦之介さんは家ではジョニ黒(ジョニー・ウォーカー黒ラベル)を飲んでたのね。当時のジョニ黒はものすごく高かったんだから。

 で、錦之介さんが招くスタッフさんたちにはサントリーのオールド。でもこれも結構お高いの。だから、もっと安いサントリーのレッドというウイスキーを買ってきて、オールドのボトルに半分注いで、淡路恵子特製のブレンドウイスキーを作ってた。当時は誰も気づかなかったわよ(笑い)。

 そうやって倹約しながら、生活を切りつめながらやっていくの。大変だけど、もはやゲーム感覚ね。私、今でも『モンスターハンター』が大好きで、毎日のようにやってるんだけど、当時も生活全般をゲーム感覚で楽しむ才能があったのかもしれないわ。

 知恵を使って、苦難を乗り越えて、経験値を上げていって、次に待ちかまえているさらに大きな苦難を乗り越える。人生ってやっぱりロールプレイングゲームなのかも!

※女性セブン2013年12月5日号

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