ライフ

クロス箸は婚活で不利 「人間性まで判断される」との証言も

これが問題のクロス箸

 婚活の第一歩は「お箸の持ち方」だった!? さりげなくチェックされている食事のマナーについて、フリー・ライターの神田憲行氏が考える。

 * * *
 「週刊ビッグコミック スピリッツ」の2014年1月1日号に掲載された漫画家黒丸さんの「受付はこちらです」に気になる描写があった。

 婚活にかける男女のコメディーなのだが、ヒロインの女性が合コンで見た「クロス箸」の男性について《箸の持ち方が汚い。→親のしつけがなってない。→家庭環境or親に問題アリ。→親戚になりたくない。→結婚したくない。→付き合えない。》と「思考の飛躍」をしてダメだしするのである。

 クロス箸とは、お箸を正しく「平行」に持てず、「X」の形に持ってしまうこと。えっそんなお箸の持ち方ひとつで判断されるの? 実は私もクロス箸だ。慌てて傍らの妻にたずねた。

私「お前、結婚する前に俺の箸の使い方をチェックした?」

妻「(コクリ)」

「ダメだと思った?」

「(コクリ)」

「……結婚してくれてありがと」

「(ニコリ)」

 ぬぉぉぉ、危なかった!SNSでも男女問わず友人たちに聞いていくと、出を出るわ「ダメだし」のオンパレード。

「あー生理的にだめかな」

「(食事のとき)見てましたね。所作が美しいと全体的によくみえるような。ダメ出しとかはしないですが」

「合コン、デート、お箸の持ち方もちろんチェックします。あと、クチャクチャ音出して平気で食べる、とかもチェック。親戚と関わりたくないは言い過ぎですが、お育ちが残念、とは考えてしまうかも」

「お箸の持ち方『だけ』で除外はないけれど、ひとつのマイナスポイントになる」

「私の友人も彼氏の箸の持ち方が我慢できない、お父さんに会わせられないと言って別れてました」

「しますね。男性だけでなく、女の子でも」

「気にして見るわけではないんですけど、目にはいると気になります。私自身が小さい頃持ち方をずっと正せなかったので」

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン