次世代の「安倍家のプリンス」はいかなる人物か。現在、23歳。昨年、慶應義塾大学法学部を卒業し、現在は同大学ロースクールの1年生だ。小学生時代、父の寛信氏(当時は三菱商事勤務)の転勤で、ロンドンで生活したことから語学が堪能。一方で高校(学習院高等科)、大学とアーチェリー部に所属したスポーツマンでもある。かつての同級生たちは、「温厚で優しい性格だが、責任感がとにかく強い」と口を揃える。

 大学時代は司法試験の勉強とクラブの両立が大変だったにもかかわらず、「主務」と呼ばれる部の対外的な責任者を務めた。心配した同期の友人が手伝おうとしても、「任された仕事は自分でやる」とほとんどの仕事を1人でこなしたというから、激務やストレスをものともしない強い精神力と胃腸の持ち主と見える。

「安倍総理の甥だということも本人は隠したがっていた。家柄ではなく自分自身が努力して頑張ろうという性格。弁護士志望で、政治家になりたいという話は聞いたことがなかったが、正直、向いていると思う」(同級生)

 安倍首相も、かつて同居していたこの甥っ子を可愛がっている。

※週刊ポスト2014年2月21日号

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