スポーツ新聞の苦境が続いている。日本新聞協会の調べによれば、2000年に630万7000部あった総発行部数は、昨年には387万3000部にまで激減した。なぜ、スポーツ紙から読者が離れたのか。最も多かったのが、この意見。
「どれも見た目が同じで区別がつかない。おまけに中身も、どれを買っても同じでつまらない。昔はもっと個性があった」(60代男性)
この理由は、彼らの「取材現場」にこそある。プロ野球の試合前のバッティング練習。レギュラー選手が快音を響かせるなか、ベンチ前には大勢の記者たちがたむろしている。
記者たちはもちろん、取材のためにそこにいる。しかし彼らは、遠目に練習風景を見つめるだけ。練習の順番が回ってくる選手が、次々とグラウンドに現われるが、軽く挨拶を交わすだけで、何かを聞こうとする雰囲気はない。むしろ、記者同士で談笑している姿のほうが目立つくらいだ。
と、そこへ、ベンチの裏から監督が姿を現わした。
「おはようございます!」
記者たちが挨拶し、雰囲気が変わる。
「おはよう~」
監督は挨拶に応えながら、記者の間をゆっくりと通ってグラウンドへ出る。しかし、記者はここでも誰も声をかけようとしない。そのまま監督は、バッティングケージ後方に立って、練習を見つめはじめた。
ルール上、今は話を聞いてはいけない時間なのだろうか。そんなことはない。事実、この直後、ある初老の男性が監督に近づいていった。監督と顔見知りのフリーのベテラン記者である。ほどなくして、両者のやりとりが始まった。
トピックス

「押収されたブツを指さして撮影に応じ…」「ゲッソリと痩せて取り調べに通う日々」米倉涼子に“マトリがガサ入れ”報道、ドタキャン連発「空白の2か月」の真相
NEWSポストセブン

《大きい瞳で上目遣い…ガルバ写真入手》「『ブスでなにもできないくせに』と…」“美人ガルバ店員”田野和彩容疑者(21)の“陰湿イジメ”と”オラオラ営業
NEWSポストセブン

《“クッキリ”ドレスの次は…》佳子さま、ボディラインを強調しないワンピも切り替えでスタイルアップ&フェミニンな印象に
NEWSポストセブン

《堂本光一と結婚秒読み》女優・佐藤めぐみが芸能界「完全引退」は二宮和也のケースと酷似…ファンが察知していた“予兆”
NEWSポストセブン

《GPS持たせ3か月で400人と売春強要》「店ナンバーワンのモテ店員だった」美人マネージャー・田野和彩容疑者と鬼畜店長・鈴木麻央耶容疑者の正体
NEWSポストセブン

「脚を広げた女性の画像など1621枚」機内で児童ポルノ閲覧で有罪判決…日本サッカー協会・影山雅永元技術委員長に現地で「日本人はやっぱロリコンか」の声
NEWSポストセブン

三笠宮家の新当主、彬子さまがエッセイで匂わせた母・信子さまとの“距離感” 公の場では顔も合わさず、言葉を交わす場面も目撃されていない母娘関係
週刊ポスト

「身代金目的で女子大生の拷問動画を父親に送りつけて殺害…」タンザニアで“金銭目的”“女性を狙った暴力事件”が頻発《アフリカ諸国の社会問題とは》
NEWSポストセブン

佳子さま、国スポ閉会式での「クッキリ服」 皇室のドレスコードでは、どう位置づけられるのか? 皇室解説者は「ご自身がお考えになって選ばれたと思います」と分析
週刊ポスト

《10歳女児の身体中に刺青が…》「14歳の女子中学生に彫られた」ある児童養護施設で起きた“子供同士のトラブル” 職員は気づかず2ヶ月放置か
NEWSポストセブン

《現地ルポ》知床半島でヒグマを駆除するレンジャーたちが見た「壮絶現場」 市街地各所に大量出没、1年に185頭を処分…「人間の世界がクマに制圧されかけている」
週刊ポスト

「バスの車体が不自然に揺れ続ける」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサー(26)が乱倫バスツアーにかけた巨額の費用「価値は十分あった」
NEWSポストセブン