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2014.03.13 11:00  週刊ポスト

NHK内で真偽不明の怪文書多数飛び交い局内が疑心暗鬼に陥る

 理事の総入れ替えをもくろみ、全員に日付がない辞表の提出を求めた籾井勝人NHK会長と、辞表提出を国会で証言した理事たち。ところが理事たちも一枚岩ではなく、会長に媚びる姿勢を続ける者もいる。

 経営陣がそんな具合だから、自ずと報道や制作の現場にも亀裂が入っている。多用されているのは“紙爆弾”だ。籾井氏の就任前後あたりから、NHK内では真偽不明の「怪文書」が大量に飛び交い、局内を疑心暗鬼に陥れている。

 本誌が入手したのはそのうちの1枚。文書の中では、政治部出身で、籾井体制下で要職に就く幹部A氏の女性関係について触れられていた。

〈初任地ではアルバイトの女性に手を出して妊娠させたり、政治部記者時代は、下半身丸出しの裸踊りや部下の女性記者に度々手を出し不倫を重ねた〉

 局内ではこの話に尾ひれが付き、まことしやかに囁かれている。

「Aさんはとにかくモテる。不倫相手とされる幹部女性記者や地方支局の女性記者が実名であげられ、その情報が局内を回っている。アルバイトの女性は隠し子を産んでいるとも。それに対し、政治部と一線を画す社会部がエース級の記者を現地に送り込んでその情報の裏取りをさせたという話まで真顔で語られている」(NHK関係者)

 さらには、この怪文書を流した犯人が誰なのかを解説する“別の怪文書”まで存在する。そこには、あるポストをめぐってA氏と出世競争を繰り広げた経済部出身の幹部らの名前が記されている。

 さらに加えて、現在局内では「犯人を名指しした別の怪文書は本当の犯人を隠すためのカモフラージュ」との見方が流布しているというから、ややこしい。前出の幹部がいう。

「Yさんがある重要な役職に内定したという噂があったため、本当はそれを妬んだ同じ政治部の別グループ一派が書いたという説が有力だ。というのも、A氏の女性関係を記した1通目の怪文書は内容が具体的すぎて、とても経済部など他部署の人間では知りえない情報が見られるから。書いた本人を特定されぬよう、二重に怪文書を撒いて煙幕を張ったんだろうといわれている」

 現在、局内で飛び交う怪文書はこの2通だけではない。他にも、「堂元光・副会長のスキャンダル情報」や「キャロライン・ケネディ駐日米国大使が『クローズアップ現代』の取材を拒否した経緯」(※注)などが記された怪文書も出回っているという。ここまで来ると「NHK職員はどれほど暇なのか」という“怪文書”まで作れそうだ。

【※注】キャロライン・ケネディ駐日米国大使にNHKの報道番組『クローズアップ現代』がインタビュー取材を申し込んだところ、NHK経営委員の発言を理由に難色を示されたと、共同通信などが報じた問題。

※週刊ポスト2014年3月21日号

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