ビジネス

高須院長 小保方さんは「佐村河内とコンビで芸能界入りを」

高須院長は小保方&佐村河内コンビ結成を切望

 高須クリニックの高須克弥院長が、様々な出来事に自由な意見をぶつけるシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回のテーマは、論文に不備が見つかったSTAP細胞問題。現役の美容外科医である高須院長は、日本科学界の大スキャンダルをどう見る?

 * * *
──理研の調査委員会は捏造だと判断したSTAP細胞論文の騒動ですが、高須院長は率直にどう感じましたか?

高須:個人的にはすごい論文だと思ってたんだよ。コロンブスの卵じゃないけど、若い研究者ならではの自由な発想だからこそ成し得た画期的な実験結果だと信じてたんだけどねえ。サラッと論文を読んだだけなら、コピペも気づかないもん(笑い)。

──世の中に出る前に、周りの研究者や教授は気づかなかったんですかねえ?

高須:薄々気づいていた人もいたんじゃないのかな。「ちょっとコレ、大丈夫?」って思いつつも、どんどんマスコミも食いついてきて、引くに引けなくなってた…みたいなね。

──でも、今こうなってしまった以上、小保方晴子さんを含め、関係者の立場はかなり厳しいものになってしまいましたよね。

高須:干されてしまうだろうねえ。科学の世界では生きていけなくなっちゃうかもしれない。まあでも、こんなことを言ったら怒られるかもしれないけど、芸能界に入っちゃえば人気が出るんじゃないの? 現代のベートーベンの佐村河内氏とコンビを組めば、2~3年は絶対に食っていけるよ(笑い)。

──それはもう、最強のタッグですね。

高須:STAP細胞の話題も現代のベートーベンの話題も、本人たちにとっては深刻な話だろうし、それで傷ついている人もいるけど、2人が開き直れば大きなビジネスができる。誰だって、あのツーショットを見たいでしょ?

──野次馬根性を刺激されるのは確かです。

高須:STAP細胞がここまで大きな話題になったのも、やっぱり“リケジョ”が研究したっていうことが大きいんだよ。一般人から興味を持たれるような要素がないと盛り上がらないってこと。STAP細胞の論文が発表されたのと同じ時期に、鳥取大学ががん細胞を正常幹細胞に変換させることに成功しているんだけど、こっちのほうは全然話題にならなかったでしょ。ものすごい研究結果なんだけどね。

──確かに…。やっぱり話題性が重要なんですね。

高須:そう。そう考えると、売り出すのなんて簡単だよね。ちょっと不器用な医者を「盲目の美容外科医」とかいって売り出せば、話題性があってけっこう人気者になるかもよ(笑い)。

──う~ん、それはさすがにツッコミどころ満載ですよ!

高須:そう? NHKも絶対取材してくれると思うけどなあ(笑い)。

 * * *
 STAP細胞が実用化すれば、患者自身の細胞を使った美容整形も実現していたとのことで、今回の騒動についてはひどく落胆していた高須院長。とはいえ、小保方&佐村河内コンビというのは、ナイスアイディアです。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

 昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。近著は『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)。

関連記事

トピックス

12月中旬にSNSで拡散された、秋篠宮さまのお姿を捉えた動画が波紋を広げている(時事通信フォト)
〈タバコに似ているとの声〉宮内庁が加湿器と回答したのに…秋篠宮さま“車内モクモク”騒動に相次ぐ指摘 ご一家で「体調不良」続いて“厳重な対策”か
映画『国宝』に出演する吉沢亮と横浜流星
『国宝』の吉沢亮&横浜流星、『あんぱん』の今田美桜&北村匠海、二宮和也、菊池風磨、ダイアン津田…山田美保子さんが振り返る2025年エンタメ界で輝いた人々 
女性セブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト
米倉涼子の“バタバタ”が年を越しそうだ
《米倉涼子の自宅マンションにメディア集結の“真相”》恋人ダンサーの教室には「取材お断り」の張り紙が…捜査関係者は「年が明けてもバタバタ」との見立て
NEWSポストセブン
地雷系メイクの小原容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「家もなく待機所で寝泊まり」「かけ持ちで朝から晩まで…」赤ちゃんの遺体を冷蔵庫に遺棄、“地雷系メイクの嬢”だった小原麗容疑者の素顔
NEWSポストセブン
渡邊渚さん
(撮影/松田忠雄)
「スカートが短いから痴漢してOKなんておかしい」 渡邊渚さんが「加害者が守られがちな痴漢事件」について思うこと
NEWSポストセブン
平沼翔太外野手、森咲智美(時事通信フォト/Instagramより)
《プロ野球選手の夫が突然在阪球団に移籍》沈黙する妻で元グラドル・森咲智美の意外な反応「そんなに急に…」
NEWSポストセブン
死体遺棄・損壊の容疑がかかっている小原麗容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「人形かと思ったら赤ちゃんだった」地雷系メイクの“嬢” 小原麗容疑者が乳児遺体を切断し冷凍庫へ…6か月以上も犯行がバレなかったわけ 《錦糸町・乳児遺棄事件》
NEWSポストセブン
11月27日、映画『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を鑑賞した愛子さま(時事通信フォト)
愛子さま「公務で使った年季が入ったバッグ」は雅子さまの“おさがり”か これまでも母娘でアクセサリーや小物を共有
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)は被害者夫の高羽悟さんに思いを寄せていたとみられる(左:共同通信)
【名古屋主婦殺害】被害者の夫は「安福容疑者の親友」に想いを寄せていた…親友が語った胸中「どうしてこんなことになったのって」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《累計閲覧数は12億回超え》国民の注目の的となっている宮内庁インスタグラム 「いいね」ランキング上位には天皇ご一家の「タケノコ掘り」「海水浴」 
女性セブン
ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン