ライフ

注目のスイーツかき氷 ふわふわ氷は頭がキーンとはならない

 夏の風物詩のかき氷だが、今や一年中食べられる専門店が登場して久しい。しかも、旬の野菜や果物を使ったヘルシーなオリジナルシロップを使うなど、ちょっと贅沢なスイーツに格上げされた感がある。

 かき氷の要となるのは“氷”。特に最近は天然氷を扱う店も増えている。

 東京・池袋の『しんじろう』などに氷を卸している、明治27年創業の氷室(天然氷の蔵元)松月氷室・社長の吉新昌夫さんは、

「山から湧き出る100%自然の水を、15日間以上かけてじっくり凍らせた天然氷は、ミネラルたっぷり。密度が高くて硬いので、かき氷として薄く削ってもなかなか溶けません。5月よりネット販売を始めたところ、一般からの問い合わせも増えていますよ」と語る。

 また、塩素を除去した良質の水を48時間以上かけてじっくり凍らせた“純氷”を使う店も多く、六本木『yelo』の店長・磯谷巧さんはこう語る。

「温度管理を徹底。冷凍庫から出したばかりでなく、常温でしばらく置き、表面が濡れ溶けかかった時に削るときめ細やかでふんわりした、心地よい口溶けの氷になります」

 確かに口に入れると雪のようにスッと溶けるふわふわ氷は、食べすすめても頭がキーンと痛くならないのが魅力だ。

 同様の氷を使う台湾から上陸した『マンゴーチャチャ原宿店』もきめ細かなふわふわ氷が特徴。マンゴーがたっぷり添えられているが、甘さ加減も絶妙だ。

「甘味料は加えずマンゴーそのものの甘みをいかしているので、ヘルシーかつ低カロリーです」(代表・宮下美智子さん)

『KAKIGORI CAFE&BAR yelo』
東京都港区六本木5-2-11パティオ六本木1F
営業時間:11時~翌朝4時半(LO、日曜は〜23時)無休。ミルクと特製ソースの組み合わせが特徴。ミルクゼリーなどのトッピングやソース変更&増量も。イチオシは「ティラミス」(800円)

『マンゴーチャチャ 原宿店』
東京都渋谷区神宮前4-25-35原宿メイプルスクエア2F
営業時間:10時半~22時 不定休。台湾の人気専門店。マンゴーの甘さを引き立てる有機塩プラス。3~4人で食べられる「元カレ」2850円も人気。イチオシは「モテキ SINGLE」(920円)

※女性セブン2014年6月19日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

趣里と父親である水谷豊
《女優・趣里の現在》パートナー・三山凌輝のトラブルで「活動セーブ」も…突破口となる“初の父娘共演”映画は来年公開へ
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏は2017年にダブル不倫が報じられた(時事通信フォト)
参院選落選・山尾志桜里氏が明かした“国民民主党への本音”と“国政復帰への強い意欲”「組織としての統治不全は相当深刻だが…」「1人で判断せず、決断していきたい」
NEWSポストセブン
現地取材でわかった容疑者の素顔とは──(勤務先ホームページ/共同通信)
【伊万里市強盗殺人事件】同僚が証言するダム・ズイ・カン容疑者の素顔「無口でかなり大人しく、勤務態度はマジメ」「勤務外では釣りや家庭菜園の活動も」
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《元人気芸妓とゴールイン》中村七之助、“結婚しない”宣言のルーツに「ケンカで肋骨にヒビ」「1日に何度もキス」全力で愛し合う両親の姿
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《まさかの“続投”表明》田久保眞紀市長の実母が語った娘の“正義感”「中国人のペンションに単身乗り込んでいって…」
NEWSポストセブン
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《巨人V9の真実》400勝投手・金田正一氏が語っていた「長嶋茂雄のすごいところ」 国鉄から移籍当初は「体の硬さ」に驚くも、トレーニングもケアも「やり始めたら半端じゃない」
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【スクープ】大谷翔平「25億円ハワイ別荘」HPから本人が消えた! 今年夏完成予定の工期は大幅な遅れ…今年1月には「真美子さん写真流出騒動」も
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《追突事故から4ヶ月》広末涼子(45)撮影中だった「復帰主演映画」の共演者が困惑「降板か代役か、今も結論が出ていない…」
NEWSポストセブン
江夏豊氏(右)と工藤公康氏のサウスポー師弟対談(撮影/藤岡雅樹)
《サウスポー師弟対談》江夏豊氏×工藤公康氏「坊やと初めて会ったのはいつやった?」「『坊や』と呼ぶのは江夏さんだけですよ」…現役時代のキャンプでは工藤氏が“起床係”を担当
週刊ポスト
殺害された二コーリさん(Facebookより)
《湖の底から15歳少女の遺体発見》両腕両脚が切断、背中には麻薬・武装組織の頭文字“PCC”が刻まれ…身柄を確保された“意外な犯人”【ブラジル・サンパウロ州】
NEWSポストセブン
山本由伸の自宅で強盗未遂事件があったと報じられた(左は共同、右はbackgrid/アフロ)
「31億円豪邸の窓ガラスが破壊され…」山本由伸の自宅で強盗未遂事件、昨年11月には付近で「彼女とツーショット報道」も
NEWSポストセブン
佳子さまも被害にあった「ディープフェイク」問題(時事通信フォト)
《佳子さまも標的にされる“ディープフェイク動画”》各国では対策が強化されるなか、日本国内では直接取り締まる法律がない現状 宮内庁に問う「どう対応するのか」
週刊ポスト