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W杯開幕に向けてサムライブルーやブラジルカラーが増殖中

 いよいよ今週末からブラジルW杯が開幕。あちこちでサムライブルーや、ブラジルを連想させるグリーン×イエローのカラーリングを見かけるようになった。スーパーやコンビニの棚を見ると、カラーリングに加えて「ブラジル○○」だったり、「ブラジリアン○○」といったバリエーション商品が増殖している。また、商業施設や小売店などではこの時期、サッカー元日本代表を招いてのトークショーや、応援イベントを企画しているところも多いようだ。

 伝統文化としての行事以外にも、バレンタインデーにホワイトデー、ハロウィンやクリスマス等々がすっかり定着するなど、お祭り好きなところもまた日本文化のうち。「イベントあるある」のひとつとして、おもしろがりな記者がW杯開幕へ向けて、盛り上がる周辺商品や情報をチェックしてみた。

 さまざまなアイテム紹介やリリース情報の中で、目を引いたのは5月3日にリニューアル発売したオーラルケアブランド『クリアクリーンEX』(花王)が、報道関係者向けに出した資料だ。同商品のリニューアルを機に作成し、6月4~10日の「歯と口の健康週間」の啓蒙も兼ねて作られたものなのだが、W杯が盛り上がる時期に重なることを考慮した内容になっている。

 まずタイトルが「サッカーと歯磨きの驚きの関係性が発覚 !! 共通のキーワードは 『すき間』!?」なのだ。そして続くサブタイトルは「世界の歯磨きから、サッカー強豪国の実力を大胆分析!! ~こうすれば日本は勝機を掴める!?~」である。

 要約すると、歯の健康を保つための歯磨きは、歯と歯・歯と歯茎の“すき間(=スペース)”をケアすることが大事。またサッカーの戦術として、“スペース”の活用や相手に攻撃の“スペース”を作らせないことが重要――といった流れから、「『すき間』への意識が高い国は、歯磨きもサッカーも世界トップレベル!」という大胆な仮説を展開。

 ブラジルW杯に参加する32か国の「国民1000人あたりの歯医者の人数」を比較したり、日本代表と予選リーグで対戦するコロンビア・ギリシャ・コートジボワールに加え、強豪国の「歯磨き文化」からプレイスタイルを検証。コロンビアやギリシャの話では、歯にまつわる“ことわざ”からプレイの特徴に結びつけ、スペインの新戦力台頭については、同国で新開発されている“3Dプリンタ歯ブラシ”を引き合いに出すなど、かなり前衛的な切り込み方をしている。

 こうしたリリースを作成する担当者は、“サッカーが好きすぎるか、すごいマジメなんだろうなぁ”と思いをはせる記者。オーラルケアは、スポーツメディカルの面でも重視されるポイントのひとつだとは思うが、ここまでサッカーに結びつけるのは、かなりの剛腕ぶりである。

「歯と歯の“すき間”とサッカーの“スペース”ねぇ。んー。これ……ちょっとムリヤリすぎないか?」とつぶやきながら担当者を見ると、あまりにキラキラとW杯に胸躍らせるオーラ全開で、「まぁ。そうだな。これで闘ってこい!」と思わずゴーサインを出す上司……なんて姿まで、勝手に妄想してしまったほどの力作だ。

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