国内

地元密着の情報拠点目指すダイハツのドライバーズカフェ

コペンが展示され、開放感あふれる店内

ダイハツ工業は6月29日、神奈川県鎌倉市にドライバーズカフェ「コペン ローカルベース 鎌倉」をオープンした。

28日に行なわれたオープニングパーティーで、ダイハツ工業 専務執行役員 営業本部 本部長の堀井仁氏は、新型コペンの発売にあたって目指したものとして「お客様に一番近い会社」を掲げた。そのための活動を「ラブ・ローカルbyコペン」とうたい、地域に根ざしたコミュニティスペースの提供および地元の特色を生かしたファンサービスを展開。「コペン ローカルベース 鎌倉」は、その取り組みの第1歩となる。

具体的な取り組みとしては、大きく2点。ひとつめは、オープンカーライフの魅力を発信すること。店舗スタッフは全員カジュアルな服装で、オープンカーの楽しみ方を自分なりの言葉で発信するほか、ツーリングを企画するなどして、コペンのファンに集ってもらうことも期待している。

ふたつめは、鎌倉の魅力を発信すること。鎌倉市観光協会のほか商工会議所、商店街などとも連携し、地元のアーティストがこの場でイベントを行なったり、ワークショップを実施したりすることを考えているという。

地元を愛し、地元の人に愛されるというコンセプトのもと、店舗デザインを手がけた手塚建築研究所の手塚由比氏が心がけたのは、「開放感の共有」だ。「気軽に訪れていただき、スタッフやお客様、お客様どうしの交流など、コミュニティが生まれるような空間」を作るべく、店舗の外壁はすべて“窓”。すべて開ければ、中と外の空間が一体化する。

「ラブ・ローカルbyコペン」プロジェクトリーダーのダイハツ工業 松居康彦氏は、

「これまでのショールームとは違って、車を見るためにその店に行くということではなく、生活の延長線上にあったらいい。たまたま行ったらコペンがあった、というような。車が好きな人だけが対象ではないスペースに。今後も、それぞれの地元から愛されるように、各地域に応じたさまざまな展開をしていきたい」

と話す。“お客様に一番近い会社”を目指すダイハツの取り組みが、各エリアでどういった連携を生み出すのかにも、注目が集まりそうだ。

関連記事

トピックス

ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
山本アナ
「一石を投じたな…」参政党の“日本人ファースト”に対するTBS・山本恵里伽アナの発言はなぜ炎上したのか【フィフィ氏が指摘】
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン
今年の夏ドラマは嵐のメンバーの主演作が揃っている
《嵐の夏がやってきた!》相葉雅紀、櫻井翔、松本潤の主演ドラマがスタート ラストスパートと言わんばかりに精力的に活動する嵐のメンバーたち、後輩との絡みも積極的に
女性セブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
思い切って日傘を導入したのは成功だった(写真提供/イメージマート)
《関東地方で梅雨明け》日傘&ハンディファンデビューする中年男性たち デパートの日傘売り場では「同い年くらいの男性も何人かいて、お互いに\\\\\\\"こいつも買うのか\\\\\\\"という雰囲気だった」
NEWSポストセブン
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン