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人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発

ケガに泣かされた現役生活だった

 人気力士の遠藤が現役を引退し、年寄「北陣」を襲名することになった。両ヒザのケガに泣かされ、今年7月の右ヒザの手術に続き、9月に左ヒザの手術を行ない、名古屋場所、秋場所を2場所連続で全休。九州場所では東幕下3枚目まで番付を下げていた。

 日大時代にアマチュア横綱など11冠に輝き、2013年春場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏んだ遠藤は、幕下2場所で十両昇進。その新十両場所に14勝1敗で優勝し、デビュー4場所目で幕内に上がる史上最速での出世を果たした。相撲担当記者が言う。

「永谷園のコマーシャルに起用され、取組には永谷園はじめ多くの懸賞旗が懸けられた。そのため他の力士からターゲットにされ、人気先行となり幕内中位での足踏みが続いた。真っ向勝負を身上とし、得意は右四つからの寄り。立ち合いでの突っ張りにも威力があり、攻守のバランスがとれた力士だったが、パワー不足で上位の壁をなかなか破れなかった。2018年夏場所で最高位の小結に昇進したが、ケガに泣かされ続けた力士のひとりです」

 普段から口数が少なく、場所中も多くを語らなかった。そのため相撲記者の唯一のスクープといわれる結婚報道も抜かれることはなかった。

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