芸能

Vシネの女王・水谷ケイがオーディションでの珍事件を語る

「Vシネマの女王」として知られる水谷ケイ

 1990年代に「Vシネマの女王」として一時代を築いた水谷ケイ(40)。Fカップのバスト、丸みを帯びた肉感的なヒップが、男たちの責めを受けるたびに揺れる様は、まさにド迫力だったが、彼女がVシネ時代の珍事件を語る。

 * * *
『ギルガメッシュないと』(テレビ東京系)で、ちょっと皆さんに顔を覚えてもらえるようになった二十歳の頃、デビュー作になる『お天気お姉さん』のオーディションを受けたんです。

 最終オーディションの光景は、今でも忘れられないなぁ。20人くらいの女の子が残っていて、私はガーターとランジェリー姿で“正統派”のアピールをしたのですが、中には全裸でバイブをもってパフォーマンスする人もいた(笑い)。

「Vシネマって何でもありなんだ」と衝撃を受けました。映画やテレビとは全く違う、独特の世界ですよね。

『お天気お姉さん』には大杉漣さんも出演されていて、本当に申し訳ないんですが、大杉さんを四つん這いにしてムチを打つシーンもあって。レズシーンもあって、どう演じればいいか必死でとにかくいっぱいいっぱいでした。

 でも、街中で「お天気お姉さんだ!」って声をかけられるようになって反響の大きさを実感しましたね。

 それからVシネマの仕事を70本くらいやったんですが、これだけ出ててもラブシーンって慣れるものじゃないんです。

 それはお相手の男性も同じらしくて、何テイクもやっていると、自然に前バリにテントを張ってしまう(笑い)。何度も撮り直すのは申し訳ないので一発OKになるよう凄く気を遣っています。

 ふんどし姿で演技した『花のおんな相撲』(1996年)の撮影のときは「私、何やってるんだろう……」とちょっと落ち込みましたが、後で見返すときちんと芸術的な作品になってるんですよね。

 Vシネのセクシーには、映画ともAVとも違う、独特の奥深さがあるんです。

撮影■渡辺利博

※週刊ポスト2014年7月11日号

関連記事

トピックス

太田房江・自民党参院副幹事長に“選挙買収”工作疑惑(時事通信フォト)
【激震スクープ】太田房江・自民党参院副幹事長に“選挙買収”工作疑惑 大阪府下の元市議会議長が証言「“500万円を渡す”と言われ、後に20万円受け取った」
週刊ポスト
2024年5月韓国人ブローカー2人による組織的な売春斡旋の実態が明らかに
韓国ブローカーが日本女性を売買春サイト『列島の少女たち』で大規模斡旋「“清純”“従順”で人気が高い」「半年で80人以上、有名セクシー女優も」《韓国紙が哀れみ》
NEWSポストセブン
村上信五とマツコ・デラックス
《不適切編集謝罪も街頭インタビュー継続》『月曜から夜ふかし』は存続できるのか? 問われる根本的な問題「一般人を笑い者にする演出」「笑いの手数を追求するスタッフのプレッシャー」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【国立大に通う“リケジョ”も逮捕】「薬物入りクリームを塗られ…」小西木菜容疑者(21)が告訴した“驚愕の性パーティー” 〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
国技館
「溜席の着物美人」が相撲ブームで変わりゆく観戦風景をどう見るか語った 「贔屓力士の応援ではなく、勝った力士への拍手を」「相撲観戦には着物姿が一番相応しい」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【20歳の女子大生を15時間300万円で…】男1人に美女が複数…「レーサム」元会長の“薬漬けパーティ”の実態 ラグジュアリーホテルに呼び出され「裸になれ」 〈田中剛、奥本美穂両容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
前田亜季と2歳年上の姉・前田愛
《日曜劇場『キャスター』出演》不惑を迎える“元チャイドル”前田亜季が姉・前田愛と「会う度にケンカ」の不仲だった過去
NEWSポストセブン
フィリピン人女性監督が描いた「日本人の孤独死」、主演はリリー・フランキー(©︎「Diamonds in the Sand」Film Partners)
なぜ「孤独死」は日本で起こるのか? フィリピン人女性監督が問いかける日本人的な「仕事中心の価値観」
NEWSポストセブン
timelesz加入後、爆発的な人気を誇る寺西拓人
「ミュージカルの王子様なのです」timelesz・寺西拓人の魅力とこれまでの歩み 山田美保子さんが“追い続けた12年”を振り返る
女性セブン
不倫報道の渦中にいる永野芽郁
《私が撮られてしまい…》永野芽郁がドラマ『キャスター』打ち上げで“自虐スピーチ”、自ら会場を和ませる一幕も【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
電撃引退を発表した西内まりや(時事通信)
電撃引退の西内まりや、直前の「地上波復帰CMオファー」も断っていた…「身内のトラブル」で身を引いた「強烈な覚悟」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 自民激震!太田房江・参院副幹事長の重大疑惑ほか
「週刊ポスト」本日発売! 自民激震!太田房江・参院副幹事長の重大疑惑ほか
NEWSポストセブン