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本心抑える『アナ雪』エルサタイプはストレスで心折れる恐れ

 映画『アナと雪の女王』は、公開15週目も興行収入&動員数1位。累計約1870万人、237億円突破(6月23日現在)と勢いが止まらない。

「作品の成功は、エルサが“王国を守る”という責任感・義務感から抑え込んでいた本当の自分を解放し、“ありのまま”になる姿に共感した人が多いからではないでしょうか」

 そう分析するのは、日本大学芸術学部パフォーマンス心理学部教授で、自己表現の著書が多数ある佐藤綾子さん。

「エルサのように本心を抑えて、仮面をかぶり、自分の役割を演じることを重視する生き方は、社会生活を円滑に進める上では有効。人の上に立つには必要ですが、度が過ぎるとストレスが溜まり、心が折れる可能性もあります」(佐藤さん・以下同)

 生きていくためにはある程度の“仮面”は必要。だが、遠慮や抑制心が働き、仮面を脱げない人も多い。

「大切なのは自分の心の声を聞き、自分らしく生きること。普段、どれだけ仮面をかぶり、自分を隠して生きているかを自覚し、映画のようなハッピーエンドを迎えましょう」

※女性セブン2014年7月17日号

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