芸能

卒業発表の菊地亜美 バラエティ200本出演で見せるプロ意識

アイドルグループ「アイドリング!!!」の菊地亜美が、8月3日に行われた「TOKYO IDOL FESTIVAL 2014」のステージで、グループからの卒業を発表した。11月24日にNHKホールで行われるアイドリング!!!のコンサートがラストとなる。

 2008年にアイドリング!!!の2期メンバーとしてデビュー。当初からバラエティ番組への出演を希望していた菊地は、2011年後半あたりからソロでのバラエティ出演が増加。2012年、2013年と年間番組出演数が200本を超え、バラエティには欠かせない存在となっている。

 菊地のブログによると、バラエティ番組活躍できるようになった今、次のステップアップのために、6年間在籍したアイドリング!!!を卒業するとのことだが、実は数年前から卒業は意識していたという。アイドルに詳しい芸能関係者はこう話す。

「菊地さんのレギュラーラジオ番組『菊地亜美の1ami9』(ラジオ日本)には、毎年年末に『アイドリング!!!』(アイドリング!!!がレギュラー出演するフジテレビのバラエティ番組。グループと同じ番組名)のMCをやっているバカリズムさんをゲストに迎えて、ガチトークをするというのが恒例になっているのですが、ここ2年くらいは卒業に関する話題が出ていました。

バカリズムさんは、“グループに所属しているアイドルなのに、バラエティで明け透けな発言をする”という今の菊地さんの立場は“おいしい”と言っていて、まだ卒業しなくてもいいのでは?とも話していましたね」

 そんな菊地だが、バラエティ番組に対する意識は非常に高いという。

「アイドリング!!!には、まだ中高生のメンバーも多く、プロのタレントとしての意識がそこまで高くないようで、菊地さんとしてはもどかしい部分もあったようです。ライブでは、MC中にあまり話そうとしないメンバーに対し、その場で注意したこともありました。楽屋では、若いメンバーが無邪気に騒いでいるなか、独りで誰とも話さずに番組のシミュレーションをすることも多かったみたいです。ただ、そういう菊地さんの姿を見て、若いメンバーたちもだいぶ影響されたみたいで、菊地さんを師匠として慕うメンバーも増えているようですね」(前出テレビ関係者)

 現在、バラエティ番組で活躍している女性タレントというと、菊地亜美のほか、鈴木奈々、“ももち”ことBerryz工房の嗣永桃子あたりが目立っている。彼女たちに共通しているのは、「予習・復習」だという。別のテレビ関係者はこう話す。

「菊地、鈴木、ももちの3人は、とにかく業界内での評判がいい。番組前にしっかり予習をしてきて、なおかつ結果を残そうと必死に頑張ってくれるので、使いやすいのです。あと彼女たちは、収録後にそれぞれマネージャーと念入りに反省会をしている姿がよく目撃されていますね。そういうひたむきな努力があるから、AKB勢を押しのけてキャスティングされるのでしょうね」

 ブログでは「いつまでも甘えていてはいけないし、私は安定を求めずガムシャラに全力で行くのが自分らしさだと思ってます! 私は生半可な気持ちで卒業とか決めたわけじゃないよ!」と、ただならぬ覚悟で卒業を決めたことを宣言した菊地。“アイドル”という枠が無くなっても、まだまだバラエティで活躍しそうだ。

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