自動で掃除をしてくれる「ルンバ」や、海外製の高級機など、様々な掃除機が人気となっているが、現在のトレンドはどうなっているのだろうか。
「今掃除機のトレンドといえば、7万円、8万円する高級機か、驚くほど安いジェネリック家電か、二極化していますよね」
家電と暮らしを考えるジャーナリスト・奈良巧さんは、こう語る。
「うちの母親は98円の安いキャベツだは嫌だ、高いのを買っときゃ安心だって言うの。一方で、何だかわからないから安いのでいいという人もいる。どちらも間違いで狙うべきは、真ん中。国産メーカーがコツコツ培ってきた優れた技術が大量生産によって安く買えるようになっているんだから、ごく普通の国産メーカーの中ぐらいの製品こそお買い得だと思います。海外メーカーが日本市場に向けて出荷している高価な黒船家電が本当に必要かって話ですよ」(奈良さん、以下同)
そしてロボット掃除機についても、こう話す。
「親子で暮らしてる板の間と畳でごちゃごちゃ物がある部屋でロボット掃除機は走れませんよ。そういう普通の家で階段上がって2階もさっさか掃除するなら、3kg以下の軽くて小さいものがいい」
三菱電機の調査によると、本体の重さが3.8kgだと52%だが、2.5kgだと95%の人が満足するという。
「軽くて小さくてあれこれ余分な機能がついていない、すっぴん掃除機なら、2万円台で買えます。すっぴんに、まつ毛エクステだけつけるみたいに、必要な機能だけあればいい」
※女性セブン2014年9月4日号