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岡田彰布氏 和田監督が福留や西岡にこだわるなら阪神終わり

 プロ野球は各チームとも残り試合が少なくなり、セ・パ両リーグともCS(クライマックス・シリーズ)に進むチームが決まりつつある。球界屈指の人気球団・阪神は現時点ではCS進出圏内にいるが、OBは今年の阪神をどう見ているのか? 阪神OBで同チームの監督も務めた岡田彰布氏は、和田豊監督にこうアドバイスする。

 * * *
 阪神の不安要素は和田豊監督の「迷い」やな。これからは捨て試合はできん。目の前の試合を勝つために、いかにマスコミや外部の声に左右されずに選手を使えるかが大事になってくる。「なんであの選手を使わへんねん」みたいな声に惑わされずに、選手を自分の目で見極めて、勝ちを一つ一つ拾っていけるか。阪神の場合は特にそれが重要やな。

 今年の阪神の強みはクリーンアップが固められていること。鳥谷敬、ゴメス、マートンと、中軸を固めて勝ってきた。これまで100試合以上やって、どんな形で勝てたかを見直せば答えがあると思うで。

 だから変に打順をいじったり、若手に経験を積まそうとか、ベテランの力が必要なんじゃないか、なんて余計な選手交代を考え始めたらアカン。過去の実績があるからといって、福留孝介や西岡剛を使うと監督が決めているなら、その時点で終わりやな。名前や実績は関係ない。極端な話、これから先は「結果オーライ」でエエんや。

※週刊ポスト2014年9月19・26日号

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