明治『イソジンうがい薬C』の商品開発担当 阿部美嘉さん
「イソジンを愛用していただいているお客様から“年齢のため希釈時にメモリが読みづらくなった”“いちいち薄めて使うのが面倒”という声をお聞きすると共に、“ちょっと味や臭いが苦手”というアンチイソジン派の方にもアピールするため、従来にない清涼感にこだわって、商品開発を進めてきました。
前回の『イソジンうがい薬P ほんのりフルーティー』から、今回の新商品まで6年という長期間を要したのは、活性が高いポビドンヨードをほかの成分と組み合わせること、特に香料との相性が非常に難しかったためです。ポビドンヨードの効果を発揮させつつ、ヨウ素感を減らし、すっきりとした清涼感を出すことは困難を極めましたが、度重なるスクリーニングや試作品作りを重ねるなかから、納得のできる商品になったと思っています。
さらに一般用医薬品(第3類医薬品)で、細菌・真菌からウイルスまでを殺菌・消毒でき、口臭除去もできるイソジンに爽やかな清涼感が加わったことで、のどうがいだけでなく、お口のケアとしての活用も広がりました」(阿部さん)
早速、阿部さんのアドバイスを受けつつ、実際に試してみる。『イソジンうがい薬C』を開けると、苦手な人には若干感じるかもしれないが、ヨウ素の臭いはほとんどなく、代わりに爽やかなミント系の香りが心地よく広がる。キャップに15~20mlをとって、まずはそのまま口に含んでクチュクチュと15秒ほど口内をきれいにする。次にガラガラとのどのうがいは15秒を2回。のどだけでなく、口の中全体がすっきりとして、気分もリフレッシュできた。