「これまで、機種変更後はとりあえずクリア(透明)のケースを買って、あとから欲しくなったら好みのものを探す方が多かったのですが、最近は最初から1万円近い本革のケースをお買い求めになる方が少なくないです。いまiPhone6ケースで人気1位の商品も7000円を超える本革の手帳型です。また、仕事のときはシンプルに、オフではかわいいケースと使い分けをされる方もいらっしゃいます。
スマホを何年か使い続けてきて、自分にとっての使い勝手や好みをわかったうえで、こだわって選んでいる方が増えているなと感じることが多いです」(前出・竹下さん)
手帳型は背面型より価格が高いにもかかわらず、人気を集めている。ケース・ジャケット類だけでなく画面保護シートも含めた試算だが、スマートフォン・タブレットのサプライ・装飾品の2013年度市場規模は786億円で、2017年度には1188億円に拡大するとみられている(株式会社MM総研調べ)。
iPhone6の影も形もないときの試算で51.1%も増大するなら、単価が高いものが人気を集めている今はもっと大きく伸びていそうだ。