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スーパーのPB 他社ブランドより2~4割安い日用品が登場

 インスタントめんに「餃子の王将」、果ては「ユニクロ」まで…これまで庶民の味方だったはずの低価格商品が、円安の影響でこの秋いっせいに値上げを発表している。そんな中、私たちはどうやって家計を防衛することができるのか。

 各スーパーが展開しているネットスーパー。実店舗とほぼ同じ品ぞろえで、パソコンかスマホがあれば自宅や外出先でも買い物ができる。節約アドバイザーの丸山晴美さんが言う。

「自宅で冷蔵庫の中身を確認しながら注文できるので、無駄な買い物がなくなります。さらに、常に画面に合計金額が表示されるので、買いすぎて予算オーバーする心配もなくなります」

 しかも、各スーパーが実施している割引サービスデーが利用できる。

「特に、イトーヨーカドーのネットスーパーはおすすめです。毎月『8』のつく日にクレジットカードのセブンカードなどで決済すれば、食料品、衣料品が5%オフになります。また、セブンカードなどを利用しなくても、『8』のつく日は冷凍食品が半額になります(いずれも一部商品を除く)。この時に冷凍野菜などをまとめ買いしておくといいでしょう」(丸山さん)

 これまで車で買い物に行っていた場合、ネットスーパーを利用すればガソリン代の節約にもなる。レギュラーガソリン価格はこの数か月多少値下がりしたものの、いまだ1リットルあたり163.9円(10月20日時点。全国平均)。リーマン・ショック直後の2009年1月の1リットル=106円に比べれば、1.5倍以上の高い水準だ。週数回、人によっては毎日、車で買い物に行っていたガソリン代がうんと節約できるのだ。

 また、ネットスーパーならではのメリットも。

「例えば、イトーヨーカドーのネットスーパーでは、200gで336円の肉を購入したとき、230gの肉が届くことがあるんです」(丸山さん)

 西友は低価格ラインのプライベートブランド『きほんのき』から日用品を発売すると発表。

「『きほんのき』は他社のプライベートブランドに比べて2~4割ほど安くなっています。これまでは調味料などの食料品が中心でしたが、10月22日から日用品12品目を追加。年末までに23品目まで拡大予定です」(丸山さん)

 キッチン用スポンジは5個入りで税抜71円。100円ショップでも同様の商品が売られているが、それと比べると30円近い差額だ。

 今回、各社が続々と値上げを発表しているコーヒー。毎朝、コーヒーを飲むのが日課となっている人にはたとえ30円の値上がりでも痛いはず。

 そこで注目したいのが、ギフトの解体セールだと家事アドバイザーの矢野きくのさんが言う。

「百貨店などでお中元やお歳暮のあと、ギフトの中身をばら売りするセールがあり、通常よりも3割程度安くなっています。これから値上がりが予想されるそうめんやパスタなども激安で購入できる。1月にはお歳暮の解体セールがあるはずですから、念頭に入れておくといいでしょう」

 ギフト商品の高品質と安さの両方を求めるなら、インターネットサイト『全品半額ギフト専門店HANNE』がおすすめ。こちらでは通常2160円もする『ネスレ&ドトール珈琲バラエティギフト』が半額の1080円。外でコーヒーを飲むことを考えると、かなりの節約になる。他にもタオルや食品など多岐にわたっているので要チェックだ。

※女性セブン2014年11月13日号

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