ライフ

名義変更、相続の話し合いなど、家族の死後にするべきこと

 誰にでも訪れる可能性があるのが、家族の死だ。急な訃報に動揺するのは仕方ないが、それでも遺族にはやらなくてはならない面倒なことがたくさんある。そこで、夫を亡くした妻を例に、家族の死後にするべきことを順を追って説明する。

【臨終】
 病室で夫の死を確認した直後、看護師が遺体をふいて医療器具を外し、床ずれなどの傷口を覆う「エンゼルケア」を行う。病院によっては看護師が死化粧を行ってくれるところもある。

【搬送・安置】
 大きな病院の場合、遺体は霊安室に運ばれるが、その後速やかに自宅か葬儀社の持つ遺体安置場所に搬送しなければならない。遺体の搬送は病院と提携する葬儀社に依頼するケースが多い。

【通夜、葬儀・告別式】
 通夜は死亡日の1~2日後、葬儀・告別式は通夜の翌日に行うのが一般的。葬儀社を決め、通夜、葬儀・告別式を依頼。日程は菩提寺の僧侶にも都合を聞き、友引を避けて調整する。

【名義変更などの事務手続き】
 死亡届は死後7日以内、世帯主変更届は14日以内に役場に届け出る。ほかに健康保険証の返却や、水道光熱代や電話代など夫名義で契約していた口座引き落としの名義変更を行う。クレジットカードなど手数料がかかるものは早めに解約を。

【生活設計】
 遺族年金や葬祭費の給付手続き、夫の加入していた生命保険や医療保険があれば請求する。遺族年金が給付されるまで数か月かかるため、当面の生活を送るための備えが必要。

【相続の話し合い】
 まずは夫の戸籍から法廷相続人を確認し、財産を調べる。その後、相続人(主に妻と子供たち)で財産をどう分けるかを話し合う。相続した財産はそれぞれ名義変更を行う。

※女性セブン2014年11月27日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト