──労組の支援を考えたからか、それとも飛び出すのが怖かったからか?

小沢:既成の枠組みから出るのはリスクを伴うから、自分を捨てなきゃできないんです。今回は大同団結する絶好のチャンスだと思った。僕がもっと若くて清新だったら何かできたかもしれないんだけれど(笑い)。

──あなた自身は、自分を捨てる覚悟ができていた?

小沢:僕は地位も何もいらないと。自由党が民主党と合併したときだって、僕は何も要求していない。

──民主党内には、「小沢抜き」で大同団結をやろうという意見もあった。

小沢:僕がどうかっていうのは問題じゃない。「新しい一つの傘」で大同団結するときに、ほかの人たちが「小沢が嫌だ」っていうなら、俺は無所属でいい、一人でいいんです。

 ところが、民主党はそうじゃない。来たい奴は「民主党の枠」に入れてやってもいいけれど、小沢だけは駄目っていう話だけなのよ。

 だけれども、「民主党」という傘では国民の支持を得られない。一度失敗して「破れ傘」になっちゃったわけだから、新しい傘を用意することが必要なんです。

※週刊ポスト2014年12月12日号

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