食べ物で言えば、今年じわじわと多彩なバリエーションが定着したのが「サンドウィッチ」。銀座にある専門店の6000円以上もするビフカツや、ホテルのシェフが書いた100種類のサンドウィッチレシピが掲載されたレシピ本・アプリがブレイク。ライフスタイル誌やグルメ誌でも次々にサンドウィッチが取り上げられました。
その他、討議の過程がいまひとつ不透明なまま策定された「ジビエの利用についてのガイドライン」はこのままの形で運用されていくのか。食中毒関連で言うと、京都で「裏メニュー表を用意してまで、レバ刺しを提供」という悪質な例もあり、現場での運用に難しさはつきまといますが、よりいい形での解決を臨みたいところ。「餃子の王将、全品国産食材に」というニュースもありますし、国産食材の安全性や扱いについてはいつの時代も注目されています。
今年シーズン4が放送された人気ドラマ『孤独のグルメ』で紹介された店には、ファンが巡礼者のごとく押し寄せました。「ステーキ丼」が紹介された居酒屋には放送後、入りきれないほどの客が並んだ。箱根の裏路地にあるというのに、です。いっぽう都心では、立ち食いステーキの「いきなりステーキ」がますます増殖中。
来年も肉なのか、はたまた植物性の逆襲はあるのか。他業態を呑み込みながら巨大化し続けるコンビニはどうなる? ポストポップコーンは? 本連載年内最後の回となる次回は2015年のトレンドを予測します。