「フライト前には、キャプテン(機長)とコーパイ(副操縦士)を前にCAたちが並んで、本日のフライトの注意点などの説明を受けるブリーフィング(状況説明)があるんです。私たちCAはメモを取るのに忙しいので、お互いの動作は目に入らない。
それをいいことに、キャプテンやコーパイの目を見ながら、4本の指で肩のゴミを落とすフリをしたり、4本の指で鼻をかく仕草をしてサインを送るんです。どういう意味だと思います? これは“今晩、ステイ先で4万円でどうですか?”というサインなんです」
にわかに信じがたい話だが、実際に彼女はこの手法で20人以上のパイロットと関係を持った。そしてステイ先のホテルで彼らに体を許し、“バイト料”を受け取ったという。
「相手が飛行機から降りるタイミングを合わせて来たらOKの合図ですね。そのときに電話番号の書いてある紙を渡されることが多いかな。とくに狙い目が国内線の中・小型機が飛ぶような地方ステイ。宿泊施設自体が少ないのでパイロットとCAが同じホテルになる確率が高く、遊ぶ場所も少ないのでホテルに籠もっていても不審に思われない。室内で2人で過ごしてもバレにくいんです。
私なんてまだおとなしいほうですよ。羽田空港には巨大なCAのロッカールームがあるんですが、みんなでバイトの結果報告をし合っています。この前、大きな声で“3日もステイしたのに2人だけ。6万円しか稼げなかった”とかこぼしていた子がいました」(A子)
※週刊ポスト2014年12月26日号