ビジネス

予想外の厳冬を乗り切る 家電ウォッチャー選抜注目暖房器具

 この冬は「暖冬」の予報に反して寒気に包まれている日本列島。寒さが最も厳しくなるといわれる「大寒」を前に、自宅の暖房対策も整えておきたいもの。そこで、デジタル系や家電に詳しいジャーナリストの小口覚さんに、今シーズンの暖房器具のオススメランキングを挙げてもらった。

 暖房器具といっても、用途も効果もさまざま。そこで、【1】すぐに暖かくなる、【2】体に優しい・安心、【3】節電の3つの目的別にオススメをご紹介。

【1】すぐに暖かくなる

「朝、起床して着替える時に暖まりたい」「帰宅してすぐに暖まりたい」なんて時に、手軽に使えるのがヒーター。すぐ暖まると一時流行ったハロゲンヒーターは、電気代もかかるため最近は見かける機会が減ったが、その流れを汲んだ新しいヒーターが各社から続々と。

1位:コイズミ『KKS0943』
「0.2秒で立ち上がるグラファイトヒーターです。通常のヒーターは立ち上がりに数秒かかるのに対し、すぐ立ち上がる。早さでダントツということで1位に挙げました。遠赤外線で体の芯から暖めます」(小口さん、以下「」内同)

2位:±0『1000W カーボンヒーター XHS-Y410』
「一般的な種類のカーボンヒーターです。ハロゲンヒーターよりも消費電力が小さく、すぐに暖まる。こちらも遠赤外線効果により、体の芯まで暖めます」

3位:パナソニック『エアコン Xシリーズ』
「エアコンは稼働するまでに数分間のウオーミングアップがありますが、このエアコンは運転する時間帯を学習し、スイッチオンですぐに温風が出ます。つける時間が決まっている場合にはオススメです。フラップの形状などが進化し、冷えがちな足元を35℃に保つことができます」

【2】体に優しい・安心

 小さな子供がいる家庭では、ストーブは小さい子が触ってやけどすることもあって危ない。また、石油ストーブは空気が悪くなるため換気が必須。その対比となるのがオイルヒーター。

「オイルヒーターの良い点は、空気が汚れず、風が出ないから乾燥もしません。悪い点は、電気代がかかるわりに暖かくなるまでに時間がかかることです。すぐに暖まりたい時や、一時的な使用には向きませんが、一日中家にいる場合や赤ちゃんのために使うのにオススメします」

1位:バルミューダ『SmartHeater2』
「オイルを使わずに部屋全体を暖めるアルミラジエーター方式によって、ほこりを立てず空気も汚さず、オイルヒーターより5倍の立ち上がりスピードを実現しています。ラジエーター表面の上限温度が設定できたり、バルミューダは、今までにない新しく珍しい製品を作っている会社で、スマートフォンから遠隔操作ができるところも流行に乗っています」

2位:デロンギ・ジャパン『デロンギドラゴンデジタル』
「フィンの表面温度を60℃に抑え、触ってもやけどしにくいオイルヒーターです。部屋の空気を乾燥させずに暖められます」

3位:シャープ『HX-D120』、パナソニック『DS-FKX1205』
「電気ヒーターは空気を乾燥させるので、加湿器の併用タイプがおオススメです。ヒーターと加湿器が一台で済むので場所を取りません。シャープの『HX-D120』は、プラズマクラスター機能を搭載した加湿セラミックファンヒーターです。室温だけでなく湿度をもコントロールしてくれます。

 パナソニックの『DS-FKX1205』も加湿機能付きセラミックファンヒーターで、カビ菌、ウィルスなどの抑制効果を持つナノイー機能も搭載しています。これらの製品は、ファンが付いているので部屋全体を暖める能力はあるものの、暖まる範囲は狭いので小さい部屋向きといえます。オフィスでも自分の周りだけ暖めたい時にいいですね」

関連記事

トピックス

総裁選の”大本命”と呼び声高い小泉進次郎氏(44)
《“坊ちゃん刈り”写真も》小泉進次郎と20年以上の親交、地元・横須賀の理容店店主が語った総裁選出馬への本音「周りのおだてすぎもよくない」「進ちゃんは総理にはまだ若い」
NEWSポストセブン
濱田淑恵容疑者の様々な犯罪が明るみに
《2人の信者が入水自殺》「こいつも死んでました」「やばいな、宇宙の名場面!」占い師・濱田淑恵被告(63)と信者たちが笑いはしゃぐ“衝撃音声”【共謀した女性信者2人の公判】
NEWSポストセブン
Perfumu公式HPより
Perfumeが「コールドスリープ」を発表 「活動休止」という言葉を選ばなかったのはなぜか?臨床心理士が分析
NEWSポストセブン
雅子さまの定番コーデをチェック(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《“定番コーデ”をチェック》雅子さまと紀子さまのファッションはどこが違うのか? 帽子やジャケット、色選びにみるおふたりの“こだわり”
NEWSポストセブン
ハロウィーンの2024年10月31日、封鎖された東京・歌舞伎町の広場(時事通信フォト)
《閉鎖しても何も解決しない》本家のトー横が縮小する中、全国各地に”ミニトー横”が出現 「追い出しても集まる」が繰り返されている現実 
NEWSポストセブン
「慰霊の旅」で長崎県を訪問された天皇ご一家(2025年9月、長崎県。撮影/JMPA) 
《「慰霊の旅」を締めくくる》天皇皇后両陛下と愛子さま、長崎をご訪問 愛子さまに引き継がれていく、両陛下の平和への思い 
女性セブン
おぎやはぎ・矢作兼と石橋貴明(インスタグラムより)
《7キロくらい痩せた》石橋貴明の“病状”を明かした「おぎやはぎ」矢作兼の意図、後輩芸人が気を揉む恒例「誕生日会」開催
NEWSポストセブン
イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
「一体何があったんだ…」米倉涼子、相次ぐイベント出演“ドタキャン”に業界関係者が困惑
NEWSポストセブン
エドワード王子夫妻を出迎えられた天皇皇后両陛下(2025年9月19日、写真/AFLO)
《エドワード王子夫妻をお出迎え》皇后雅子さまが「白」で天皇陛下とリンクコーデ 異素材を組み合わせて“メリハリ”を演出
NEWSポストセブン
「LUNA SEA」のドラマー・真矢、妻の元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《大腸がんと脳腫瘍公表》「痩せた…」「顔認証でスマホを開くのも大変みたい」LUNA SEA真矢の実兄が明かした“病状”と元モー娘。妻・石黒彩からの“気丈な言葉”
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ハワイ別荘・泥沼訴訟を深堀り》大谷翔平が真美子さんと娘をめぐって“許せなかった一線”…原告の日本人女性は「(大谷サイドが)不法に妨害した」と主張
NEWSポストセブン
須藤被告(左)と野崎さん(右)
《紀州のドン・ファンの遺言書》元妻が「約6億5000万円ゲット」の可能性…「ゴム手袋をつけて初夜」法廷で主張されていた野崎さんとの“異様な関係性”
NEWSポストセブン