【3】節電
空気を暖めるより直接体を暖める方が、効率がいいし電気代もかからない。省エネの観点から挙がったのが以下3点。
1位:無印良品『フットヒーター』
「足元を暖めればなんとかなる!ということで、昔からある足温器も今はさまざまな形がありますが、これは机の下などに置いて足を暖めるコンパクトなヒーターです。ブランケットなどを併用するとかなり寒さがしのげます。電気代は1時間約0.6円ですし、電力も小さいのでブレーカーが落ちる心配もありません。自宅でも会社でも使いやすいタイプです」
2位:山善『ハイブリッド式こたつ』
「スマート家電グランプリ」で金賞も受賞した4人がけダイニングテーブル型のこたつ。1人用の『デスクこたつ WLK-F8051』もある。
「震災以降、こたつが省エネと人気です。ただ、こたつはそのまま寝てしまったりして人間をダメにしますよね(笑い)。その点、ダイニングテーブルになっていてイスなので寝てしまうこともないし、カーボンロングヒーターを採用していて布団がなくても暖かい。遠赤外線で芯から暖めます。布団もなく、テーブルの傍にヒーターを置かなくて済むので見た目もすっきり。電気代も、弱なら1時間約2.7円程度です」
3位:富士通ゼネラル『HC-30D3A』
「電気カーペットは面積が広く電気代がかかると言われますが、この製品は暖房面積を3面7通りに切り替えることで節電を実現できます。人がいる両サイドだけ、一部だけなど切り替えができて効率的です。部屋が暖まりすぎたら、室温センサーにより自動で止まり、暖めすぎを防止する機能も付いています。電磁波は99%カットされていて安心です」
全体的に見ると「センサーで人がいるところだけ暖かくしてくれる機能なども付いている最新型のエアコンを使うことが、省エネで、空気を汚さずやけどの心配もいらず、ランニングコストも良いので一番」と小口さん。ただし、値段も高くそうそう買い換えられるものではないので、買い換え予定のない人は、自分のライフスタイルに合った暖房器具を使い分けてこの厳冬を乗り越えたい。