ライフ

スマホで被害が増えるワンクリック詐欺 遭遇時の対策3つ

Android標準ブラウザなら設定からデータとキャッシュ削除

 突然、ブラウザに「ご入会ありがとうございました」と表示され、続けて「●万円を振り込んでください」と迫られるワンクリック詐欺。今ではスマホでも大きな問題だ。自分には関係がないと思っていても、入り口が巧妙で、画面を誤ってタップし直面することもあるのはスマホならでは。先日、シマンテックが報告した新しい手口は、スマホのブラウザを人質にとり詐欺の画面がポップアップしたまま消去できなくなるものだった。もし、スマホでワンクリ詐欺に遭遇したらどうすればよいのか。

【1】無視する
 ワンクリ詐欺にあってしまうと、画面には「会員IDです」「ご登録を完了しました」「●万円をご精算ください」「24時間以内にご精算がない場合は、督促させていただきます」など、不安をあおる言葉が並ぶ。すべて無視することだ。「誤操作登録の場合は、24時間以内のこちらへご連絡ください」とメールアドレスを入力させたり、電話をかけるように促す指示まで表示されるが、すべて無視するに限る。

 矢継ぎ早に表示されるメッセージは、まるで、こちらの住所や名前などの情報がすべて相手に知られてしまったような錯覚に陥る。しかし、ブラウザでアクセスしただけでは、こちらのIPアドレスや、使用する端末については分かるものの、名前や住所などは分からない。決してこちらから連絡をとらず、無視することが重要だ。こんなものにひっかかる人がいるのだろうか、と冷静な状態のときは誰でも思う。だが、稚拙でも騙される人は必ずいる。

 過去に詐欺や恐喝を繰り返してきた人物は、こんな言い方をする。

「どんなムチャクチャなことでもお願いし続けると、100人のうち3人はいうことを聞いてくれる。その言うことを聞いてくれる人を脅し続けると、100人のうち3人はこちらの言うなりになるんだよ」

 恐ろしいことだが、一度、相手の要望を受け入れてしまうと詐欺師にとって都合が良い方向へすすめやすいそうだ。ワンクリ詐欺でも同様で「無視する」という初動がもっとも重要になる。

関連記事

トピックス

オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
黒島結菜(事務所HPより)
《いまだ続く朝ドラの影響》黒島結菜、3年ぶりドラマ復帰 苦境に立たされる今、求められる『ちむどんどん』のイメージ払拭と演技の課題 
NEWSポストセブン
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
公職上の不正行為および別の刑務所へ非合法の薬物を持ち込んだ罪で有罪評決を受けたイザベル・デール被告(23)(Facebookより)
「私だけを欲しがってるの知ってる」「ammaazzzeeeingggggg」英・囚人2名と“コッソリ関係”した美人刑務官(23)が有罪、監獄で繰り広げられた“愛憎劇”【全英がザワついた事件に決着】
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
NEWSポストセブン