「まだ半年しか経ってないのに生活が180度変わりました」
「以前は、バイト→ネタ作り→バイトだったのに(笑い)」
“あったかいんだからぁ”でブレーク中の『クマムシ』のボケと歌担当の長谷川俊輔(29才)と、ツッコミ担当の佐藤大樹(26才)は、しみじみとそう語る。半年前の彼らはというと、佐藤は深夜のコンビニで、長谷川は企業のデータをエクセルに打ち込む地味なバイトをしていた。
「ネタ作りに明け暮れ、事務所主催のライブが月に1回だけ。それが、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の放送直後から、ツイッターや周りの反応がすごくて、今でも毎日、5回くらいびっくりしています」(長谷川)
彼らが驚くのも無理もない。SKE48の松井珠理奈(17才)が彼らのマネをした動画をアップしたのを皮切りに、並み居る大物アーティストが次々にラジオやインスタグラムでカバーし合い、その輪はYouTubeなどを通じて爆発的に広がっている。
一度聴いたら、口ずさまずにはいられないこの曲は、いったい、どんなふうに生まれたのだろうか?
「以前、ドラッグストアでバイトしていて、ちょうど棚卸しをしていた時に、コーンスープを数えていたら、“とくべつなスープを~”ってメロディーと歌詞が、突然降りてきたんです。それで手元をふと見ると、コーンスープの箱に“あったかい”って書いてあった。いや~無駄なことはないですね(笑い)」(長谷川)
「曲に出てくる“コブジマダイコ”は、長谷川に、自分の顔が何に似てるか聞かれた時、ぼくが“お前の顔は、コブダイだ”って答えたのがきっかけ。コブダイって額がボンッて前に出ていて、魚っぽくない顔というか、ちょっと目が細いんです。ちょうどその時、AKB48のセンターを大島優子さんが担当していたから、大島優子に対抗する“センター”ということで、“こぶじまだいこ”になりました」(佐藤)
※女性セブン2015年2月26日号