特に今年は、就活時期繰り下げがありますし、数年前に比べると売り手市場化していますからね。どこまでルールを守るのか、いつの時期に採用活動のアクセルを踏むのか、内定辞退リスクをどうするか、フライングしていることがネットで叩かれないか、他社の動きはどうなのか。悩みは尽きません。
「ウチはトップの方針で採用時期を守らないといけない。そんな中、他社に負けないためにはどうすればいいのか?」そんなご相談もよく頂きます。これほど、採用担当者の悩みが多い年はないのではないでしょうか。
個人的に私は、「内定をもらう」という言葉が嫌いです。内定は互いに決めるものですし、そんなに自分が弱い立場だと思ってどうすると意識の高いことを言ってみたりもしますが、本音を言うと、採用する側からすると「もらう」なんて言葉を使われるのは申しわけないですし、「あげる」「もらう」というよりも、「とれる」かどうかで競っているわけで。何かこう、この言葉には違和感を抱くわけですね。
学生の皆さん、採用担当者も、悩んでいるのですよ。その弱みにつけこめとは言いませんが、相手の状態をよくよく考えると就活も怖くなくなるものですよ。