芸能

ピース又吉 『火花』出版後幸福感に包まれてると番組P語る

「母性本能をくすぐる」と番組スタッフが評する又吉

 お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が執筆した初めての本格小説『火花』が35万部を突破。一体、どんな人物か、レギュラー番組『オイコノミア』(NHK Eテレ・毎週月曜22時~)の番組プロデューサーに聞いた。

 番組の制作プロデューサーは全員女性。番組開始から3年以上経っても、いまだとらえどころのない又吉を「まるで猫を世話してるよう」と口を揃える。

「台本はほとんどないので、ロケ先や講師の先生との会話が弾まないとドキドキします。でも、その過程を経て出る言葉には又吉さんらしさが表れています。私たちは無理強いせず、彼なりに咀嚼するまで待ったり、ロケ前の昼食時間にいかに気持ちよく過ごしてもらうかのほうに力を注ぎます。

 みかんを食べていたら、『好きなんだな』と思ってたくさん用意したり。母性本能をくすぐるところがあるんですよね(笑い)。基本的に感情の起伏はわかりにくいですね。でも、すごくうれしい時は目が輝いて、口がちょっと開くんですよ(笑い)」(番組プロデューサー)

 淡々とした印象の又吉だが、『火花』を世に出してから「幸福感に包まれている」と彼女らは口を揃える。

「蓄積したものが熟して小説にまとまり、充足感に満ちているというか、生命力を感じます。ものを作る人間として羨ましいし、励みにもなります」(前出・番組プロデューサー)

※女性セブン2015年4月9日・16日号

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