国内

上西小百合氏のオラオラ系秘書 前上司とも“トラブル心中”歴

上西小百合代議士には「強い味方」の秘書がいる?

 維新の党最高顧問の橋下徹・大阪市長に「絶交宣言」され、党を除名されても、上西小百合・代議士には“強い味方”がいる。
 
 上西氏が衆院本会議の仮病サボり疑惑と翌日の「ホワイトデーデート旅行」で取材記者に直撃されると、旅行の相手とされた家城大心・公設第一秘書が「オラァ」「ゴォルァ」と巻き舌で記者を恫喝。その様子がテレビで報じられると、「オラオラ系秘書」として家城氏が一気に話題になった。
 
 上西氏の地元選挙区である大阪・吹田市の政界関係者がいう。
 
「神戸のお嬢様大学を出てる上西さんを、高校中退の家城秘書が引っ張るという不思議な関係や。支援者に対しても、“ウチの上西にやらせますから”という上から目線で、“まるで彼が議員で、上西さんが秘書のようや”と評判やった」
 
 家城氏は元々、吹田市の電機設備会社で、電気工事の資格を持つ技術者として働いていた。その会社が現吹田市長の井上哲也氏の有力後援企業だったという縁で、家城氏は政界と接点を持つことになる。
 
「井上さんが市議の頃から、家城さんは電気設備会社から派遣されて井上さんの選挙応援をやっとった。そこから運転手のような立場になり、井上さんが大阪府議になると私設秘書になった。井上さんによう気に入られて会計責任者も任せられ、一緒に地元回りをしているうちに人脈が広がっていった」(同前)
 
 井上氏は2010年、大阪維新の会の結党に参加。2011年、飛ぶ鳥落とす勢いの維新人気で吹田市長に初当選した。だが翌2012年、秘書としても上り調子だった家城氏にトラブルが発覚する。
 
 井上市長は吹田市庁舎の屋上に太陽光パネルを設置する工事を、家城氏が勤めていた有力後援企業に工費2250万円の随意契約で発注。市の規則では130万円以上の工事は入札が原則なので問題視され、井上氏は維新の会を離党し、党顧問の職も辞めた。その上、家城氏が後援企業の関連会社から毎月報酬を受け取っていたことが発覚し、2012年11月に秘書を解雇された。
 
 だが、そんな逆境にも家城氏は負けなかった。
 
「翌月の衆院選では橋下ガールズの上西さんの陰の参謀として家城秘書が動いとった。上西さんは落下傘やから地盤がない。家城秘書はミソをつけとったけど地元で人脈と経験があったから、上西さんの橋下ガールズとしての話題性も活かしながら、うまく当選させた。2人が市内で手を繋いで歩いとるのが噂になったんは、その直後からやな」(同前)
 
 そして、家城氏は“国会議員よりも偉い”といわれる立場を手に入れ、旅行では上西氏を実家に泊まらせるまでの関係になった。井上氏と上西氏、2人の「ボス」は橋下氏の怒りを買ってしまったが、「オラオラ系秘書」の成り上がり人生はまだ続くか。

撮影■小倉雄一郎

※週刊ポスト2015年4月24日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
「家に帰るのが幸せ」大谷翔平がリフレッシュする真美子さんとの“休日”「スーパーにお買い物に行ったり…」最近は警備強化で変化する「デコピンの散歩事情」
NEWSポストセブン
日本のエースとして君臨した“マエケン”こと前田健太投手(本人のインスタグラムより)
《国内復帰を目指す前田健太投手》「漂う関東志向」元アナウンサー妻がSNSに投稿した“東京の父”と慕うカープの大先輩との写真
NEWSポストセブン
草間容疑者は新宿区内の雑居ビルエントランスで逮捕された
《マスク姿でウロウロ…》草間リチャード敬太容疑者が逮捕前に見せていた“不可解な行動”とは 近隣店従業員が「一見酔っている様子はなくて…」と語る“事件直前の姿”
ハッシーが語った“転落”(本人SNSより、現在は削除済み)
性風俗店受付の面接を受け「なんでこんなことに…」人気棋士・ハッシーが法廷で語った離婚後の“転落”「公園で過ごすことも」【橋本崇載被告・公判】
NEWSポストセブン
アルゼンチンで女性3名が殺害される事件が発生した(Instagramより)
「性的パーティーに誘われて…」「左手の指5本と耳を切断」アルゼンチンで女性3名が殺害 “インスタ生配信”で凄惨現場を約45人が視聴《深刻化するフェミサイド》
NEWSポストセブン
逮捕された草間リチャード敬太容疑者
《黒い帽子にマスク姿で…Aぇ! group草間リチャード逮捕》現場は「警察がよく巡回するエリア」人気アイドルが明け方に露出した際の服装
NEWSポストセブン
米原市役所前で、集まった市民に手を振られる両陛下。雅子さまの、織りのジャケットが華やかな青いセットアップは、2019年、マクロン仏大統領とブリジット夫人とのご会談、昼食会のときにお召しになっていた(JMPA)
天皇皇后両陛下、国民スポーツ大会開会式にご出席 開催地の滋賀は新婚当時に琵琶湖の景色に感動し、歌を詠まれた思い出の場所
女性セブン
総裁選に出馬した林芳正氏(時事通信)
「2時間ほどしていた」「紳士でした」“セクシーヨガ”と報じられた美人インストラクターが語る林芳正氏のスタジオでの姿
NEWSポストセブン
中国の名門・清華大学に在籍する
「あまりにも美しい女性は生配信に向かない!」中国の名門・清華大の美女インフルエンサーが突然の更新ストップ【SNSを巡る親子の対立で物議】
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
《クロスボウ殺人》母、祖母、弟が次々と殺され…唯一生き残った叔母は矢が貫通「息子は、撃ち殺した母をリビングに引きずった」【野津英滉被告・公判】
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《本人が最も恐れていた事態に…》「タダで行為できます」金髪美女インフルエンサー(26)、デリバリー注文のバーガー店が滞在先を暴露「軽視できません」
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”を繰り返していた前橋市・小川晶市長(時事通信フォト)
小川市長”ラブホ会議問題”の前橋市民から出る嘆き 「高崎の親戚からすんげえ笑われた」「男と女でどんな会議なんかい、ほんと恥ずかし」
NEWSポストセブン