「病院に行くほどではないけれど、何だか具合が悪い」こと、ありますよね。医食同源とはいうものの、そんな時は何を食べればいいのか? 管理栄養士で料理家の岩崎啓子さんと医学博士の石川みずえさんに教えてもらった。
大勢が悩んでいると思われるのは、肩こりがつらい時。首や肩がこったら、体を動かすのが第一。マッサージで外から刺激するよりも、自分で動いて内側から筋肉をほぐす方が効き目がある。食事では、血流改善効果を期待できるビタミンCやE、疲労回復に必要なビタミンB1、筋肉の働きをよくするカルシウムなどをとり入れてみて。
くすりになる食材は、ビタミンC・Eが血行を促進するかぼちゃ、パプリカ。硫化アリルが血行を促進する玉ねぎ。他には、ビタミンB群の豚肉、うなぎ、ビタミンEを含むにら、いくら、アーモンド、納豆、カルシウムを含む牛乳、ヨーグルト、チーズ、すりごまなどだ。
かぼちゃとパプリカを使ったレシピを紹介しよう。
【かぼちゃとパプリカのカレートマト煮】
(1)種とわたを取ったかぼちゃ200gを、ひと口大に切る。
(2)パプリカ1/2個は乱切り、玉ねぎ1/4個は角切り、にんにく1/4片はみじん切りにする。
(3)鍋にサラダ油小さじ1を熱して玉ねぎ、にんにくを炒め、しんなりしたらかぼちゃとパプリカを加えて炒め合わせる。
(4)水1/4カップ、トマト缶(カットタイプ)100g、カレー粉小さじ1/2、塩小さじ1/4を加えて混ぜ、ふたをする。沸騰したら弱火にして12~15分くらい煮る。
※女性セブン2015年5月7日号