橋本:もう教会には行っていないけど、籍は残している。行かなくても心のどこかにはPLの教えがある。嫌なことがあってもPLの教えが頭の中に出てきて、こうすればいいのか、と思うことがある。これは死ぬまで消えないだろうね。そういう意味では、今のPL学園の状況は悲しいよね。
片岡:もう、残念極まりないの一言やね。
橋本:他校の野球部OBから「絶対に潰したらアカン」といわれるくらいやから、俺らはもっと深刻に受け止めているよな。ただ、現状がどうなっているのか分からなくて、どうしていいのか分からないというのが本音。
大西:本当にどうしたらいいんでしょうね。
橋本:立て直しの方向が出たなら、どんなことでも協力したいけど、いまは遠くから応援するしかない。
片岡:今年の新入部員がいない事実は厳しく受け止めないといけない。この夏が最後のチャンスになるとすれば、何とか甲子園に出てほしいし、出してやりたいね。OB全員が「PLよ、もう一度」という気持ちを持っているのは間違いないよ。
※週刊ポスト2015年5月8・15日号