関係者によれば撮影は2011年の2月頃とされるが、その当時、小向は覚せい剤取締法違反で2度目の逮捕状が出ている中、フィリピンに渡っていた。日本とフィリピンでは犯罪人引き渡し条約が締結されていない。逮捕を逃れるために“逃亡”したとも報じられ、日本中の話題を集めた。
その当時、本誌はフィリピンで彼女のインタビューに成功し、数日間にわたり密着したが、AVの撮影が行なわれていたとする情報はなかった。
現地には日本のマスコミが大挙し、フィリピンのマフィアが報酬欲しさに彼女の誘拐を企てたという情報も飛び交った。そんな物々しい雰囲気の中、彼女は極秘のうちに初のAV撮影に挑んでいたことになる。
この撮影後に彼女は帰国し、成田空港で逮捕されたが、不起訴処分になった。
「釈放されたことで急いで出す必要がなくなりました。撮影時の彼女はフィリピンで外に出られずに太っていたため、ダイエット後に改めて撮り直すことになった。それが現在のデビュー作となりました」(同前)
小向の事務所に、幻のデビュー作が発売される経緯を問い合わせたが、「ノーコメントです」というのみだった。
※週刊ポスト2015年6月12日号