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五輪エンブレム騒動 擁護デザイナー経由で松任谷由実に飛び火

 2020年開催の東京五輪の公式エンブレムがベルギーのリエージュ劇場のロゴと似ているとされた「パクリ騒動」が拡大の一途を辿っている。

 当初、きっぱりとパクリを否定したアートディレクターの佐野研二郎氏(43才)。しかし、インターネット掲示板などで指摘を受け、現在サントリーがキャンペーン商品として展開している『佐野研二郎デザイン』のトートバッグは全30種類のうち、8種類のバッグの発送が中止となる事態に発展した。

 さらに16日には、前出のサントリーのバッグで『BEACH』のロゴを無断で使われたとしてアメリカのデザイナーが佐野氏に挑戦状をたたきつけるなど事態は一向に収束しない。

 そして“パクリ疑惑”は大きく飛び火してしまった。

「佐野氏を知るデザイナー仲間は彼を擁護したんですが、それがよくなかった。インターネット上では新たな標的にされ、次々にパクリが指摘されているんです。なかでもアートディレクターの森本千絵さんが大炎上しています」(全国紙社会部記者)

 森本氏は佐野氏と同じ博報堂出身の日本を代表する若手クリエーターの1人。2007年に個人事務所「goen°」を立ち上げ、Mr.Childrenのほか数々のミュージシャンのアートワークや映画やCMなどを手がけてきた。

 今やり玉に挙げられているのが、森本さんが担当した松任谷由実(61才)のアルバム『POP CLASSICO』(2013年)のジャケットデザインだ。「POP CLASSICO」のローマ字はそれぞれデザインされているが、「I」の字の中に写る女性の絵がイギリスの写真家ティム・ウォーカー氏の作品に酷似しているというのだ。さらに、他の文字についても過去の作品に似たものが散見されるという。

「森本さんとユーミンは旧知の仲。しかもユーミンは過去にも別な作品のジャケットで盗作疑惑をかけられた。今回の件でユーミンは二重の意味でショックを受けていますよ」(音楽関係者)

※女性セブン2015年9月3日号

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