小力:仕事終わりに、たまにご飯をご一緒したりという感じです。初めて会ったのは10年前のテレビの企画で、ドッキリ方式で急に長州力さんに会いに行くとなった時です。だから心構えがないまま。「長州力さんは、マジで怒ってるかもしれない」とか、スタッフに言われるわけです。ぼくが世に出始めた頃に、プロレス雑誌には、“長州力がプロレス会場で喋ると笑いが起きる”と書いてあったりしましたから。まねされているのは嫌だろうなって思うじゃないですか。会いに行くというので、どうしようと思って。
でも行ってみたら、ニコニコしていましたけどね。「俺、そんなことするか?」とか言ってました(笑い)。当時長州さんがされていた道場に行って、ぼくはリングの上でパラパラを踊ったんです。長州さんは笑っていたし、当時お付きだった石井智宏選手なんてゲラゲラ笑っていたんですけど、一番笑ってなかったのはぼくの目です。緊張しすぎて。
収録が終わってホッとして、涙が出たのを覚えています。緊張のあまり、帰りのロケ車でひとりになった時に涙が溢れて。そうしたら番組のMCをしていた浅草キッドさんに、「おまえ、カメラ回ってる時に泣けよ!」と言われて、「すみません」って(笑い)。そんな余裕はないくらい、すごく緊張しましたからね。ごあいさつできたのも嬉しかったし。
――それからのおつきあい?
長州:はい。番組を通して会ったり、イベントでご一緒したりすることが多くて。クリスマスに長州さんの行きつけの焼き鳥屋さんに行って、一緒に飲めたことが嬉しくて。後日に言ったら、長州さんは忘れていて「クリスマスだった?」って言ってましたけど(笑い)。
――長州力さんと、どんなお話をするんですか?