内村はスタッフの地位や名誉に関わらず、分け隔てなく接する。このことは、制作サイドにも好影響を与えるのだという。
「番組において、ADや若手放送作家の存在は小さいように見えて、実はかなり重要な位置を占める。ADが不貞腐れたり、気がきかなかったりすれば、ディレクターに負担がかかり、番組のクオリティが数段落ちる。また、クイズ番組の場合、若手作家がいかに面白いクイズを作れるかが、番組の命運を左右するケースも少なくありません。
今回、ゴールデン帯で2日連続同じスタッフが制作するなかで、またしてもウッチャンにMCを頼んだことも納得できます。ウッチャンの番組は、高視聴率番組や長寿番組になりやすい。細やかな気配りが、番組を成功させているひとつの要因だと思います」(前出・フジテレビ関係者)
月曜、火曜のゴールデン帯を同じスタッフで制作し、同じMCを起用するという奇策に出たフジテレビ。内村がその期待に応えることができれば、フジテレビ復活の狼煙となるかもしれない。