ビジネス

フジテレビ経費節減「通訳が学生バイト」「地方ロケ断念」も

フジテレビに経費削減の波が押し寄せる

 視聴率低迷に伴って経費節減を余儀なくされているフジテレビ。社員のボーナスカットの噂も出ており、制作費抑制の流れも進む。情報番組スタッフが明かす。

「今までは24時間体制でプロの通訳がスタンバイしていましたが、今では夜の8時から正午までは学生のバイト。英文の和訳が精一杯で、外国人の取材なんてまともにできませんよ」(情報番組スタッフ)

 事件取材で一刻を争うワイドショーの現場にも経費削減の波が。

「地方で事件が起きたのですが、出張費がかかるという理由でロケに行かせてもらえなかった。重大な事件でも『お金がかかるから』と二の足を踏まれ、初動が遅れることが多々あります。それでいて上からは『もっといい取材をしろ』といわれるんですから、たまったもんじゃありません」(情報番組ディレクター)

 まだある。

「金曜午後9時から放送されている『金曜プレミアム』は、制作費が半分近くに減らされたそうです」(同前)

 タクシー代やコピー代の節約ならまだしも、映像を通して「ショボさ」が伝わってしまうようなら本末転倒だ。

「削減すべきところはしなければなりませんが、お金を使うべきところは使わせてほしい。番組の質が下がって、それこそ視聴率低下につながってしまう」(前出・情報番組ディレクター)

 こうした現場の正論は、経営陣に届いているのだろうか。

※週刊ポスト2015年11月16日号

トピックス

2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト